GSIXの一角は中央通りの歩道から人が多く前の人に合わせて歩く状態で、もちろん建物の中も混雑でエスカレーターも2列で乗るような状態でした。6階からエレベーターで13階まで、そこからは階段で上がると、神社は屋上庭園の北東側にあり、御参りができました。
靍護稲荷神社は銀座八丁神社めぐりの一社で、現地・神社の説明板には以下の記載があります。
靏護稲荷大明神由来記
抑も当靏護神社は今を去ること150年の昔、文化12年は如月の午の日、山城伏見の本宮より勧請して江戸の根岸の里に奉安す。爾来店主、店族は素より江戸市民の深き信仰を莧めて今日に至れり。 明治14年の或る夜神守の親爺は神殿付近に於いて白狐を認めたるがその跡に一巻の掛軸遺留しあるを発見し、怪しみて繙けば畏くも三州豊川稲荷神社の尊像にてありしかば直ちにその由を店主に告げて神霊と共に奉祀して今日に及べりと伝う。神社は霊験淘に顯にして特に火防の神として世々付近住民の難を救わせ玉減ること一再に止まらず近き例に徴するも去る大正12年9月関東大震災亦大正14年3月日暮里の大火に当り既に危うく見えたるにも係らず神域社殿は勿論松坂屋舎宅の凡て無事なるを得たるは今尚世人の耳目に新たなる所なり。 昭和4年己巳の春2月18日 2の午の吉辰をトし日枝神社宮司に請うて神霊を分霊し地上80尺の本館屋上に挙安して茲に遷座の式を行えり。 昭和40年4月15日誌 松坂屋 銀座店
横には松坂屋銀座店がここにあったんですよという説明板。そうかここにはもうないんだと思うと、一瞬寂しい感じも。