4月16日(日)、浜離宮恩賜庭園にて、中央区環境情報センター主催の「大人の自然観察会」が開催されました。
10:00~12:00
講師はNACOTの自然観察指導員。
春に咲く花や生き物たちの生態系を観察し、自然の中で環境の変化を学びます。
この日は、都心で最高気温26.1℃を観測し、今年初めての夏日となり、園内の木々毎に微妙に色味が異なる青葉若葉が織り成す緑のグラデーションも一層眩しく感じます。
「ケヤキの新芽が不揃いの時は要注意」(ケヤキは、遅霜が来そうな時は、新芽が霜で枯れないよう、リスクヘッジの為、時間差をつけて疎らに芽吹く)、虫媒植物の花色・形状と訪花昆虫の形状・習性とのマッチング、テントウムシ・アブラムシ・アリの三角関係等々、興味深いレクチャーを拝聴しながらの散策。
腰を屈めて "足元の小宇宙" をつぶさに観察すると、思いがけない気付きも得られます。
文化財庭園ということもあり、都心にあって、手があまり加えられず、生態系が保全されている一端を改めて垣間見たフィールドワークでした。
左から、オオジシバリ、オニタビラコ、カタバミ、ヘビイチゴ、クサノオウ