4月19日も都心の最高気温は26.1℃と4日連続の夏日となり、4月としての夏日連続の最長タイを記録し、浜離宮恩賜庭園の牡丹園では、"百花の王" "花王" と称され、"富貴草" 他多数の別名をもつ牡丹が、一気に咲き揃い始めた印象です。
園内の牡丹は、60種約800株と聞きます。
新緑に包まれた中、光沢のある薄い膜質の直径20cmにおよぶ大輪の花を付け、存在感のある花姿は華麗で、庭木の女王の名にふさわしい風情を醸し出しています。
花の咲き方は、「一重咲き」「八重咲き」「千重咲き」「万重咲き」「平咲き」「抱え咲き」「獅子咲き」と多彩で、花色も、「紫」「赤紫」「黒紅」「紅(赤)」「薄紅」「白」「黄」と変化に富み、「覆輪(外縁部が地と違う色で縁取られているもの)」「底赤(花弁の底部が濃い紅色)」「絞り」といった花柄も見られます。
因みに今年は、4月30日が七十二候の「牡丹華(ぼたんはなさく)」です。