4月26日の読売新聞東京地方面に、築47年と老朽化した中央区役所庁舎の建て替えについて報じられていますね。現住所に建て替えるためには、仮庁舎への移転と併せて2回の引っ越しが必要になり、費用がかさむため、現在のブロッサムの地へ移転する案も有力であること。しかしながら、現所在地は、土佐藩築地邸跡という由緒ある地なので、移転を惜しむ声があると述べています。
『ものしり百科』では、「この一帯は、文政9年(1826)に土佐藩山内家が拝領した場所で、当地には藩邸があった。山内家は中屋敷や下屋敷として使用していたという。幕末期の藩主15代山内豊信(容堂)は、薩長とともに明治維新を主導した人物として知られる。幕末の志士・坂本龍馬は、この藩邸に寄宿しながら千葉定吉の道場に通っていたといわれる。中央区役所別館の横に説明板がある。」と述べられています。