4月19日、東京管区気象台から生物季節観測情報のひとつ「ノダフジ開花」発表。(北の丸公園)
平年より2日早く、昨年より1日早い由。
浜離宮恩賜庭園の「延遼館跡」、「潮入りの池」の「お伝い橋」前、「お伝い橋」中程の「小の字島」各々に設えられた藤棚も、漸う薄紫色の花色に彩られ始めました。
フジはマメ科フジ属のつる性落葉木本。
芳香があり、花穂が垂れ下がる花姿は艶麗で、また、風に揺れる様は「藤波」と表現されるように風情があります。
日本固有種には、ノダフジとヤマフジがあり、一般にフジというと、ノダフジを指すようですが、園内はヤマフジが大半と聞きます。
「お伝い橋」北端の藤棚には、珍しいノダフジ系の「八重黒龍藤」が植栽されています。
別名「牡丹藤」。
雄しべの大部分が弁化し、所謂 "牡丹咲き"のユニークな花形です。
ゴールデンウイーク終盤まで楽しめそうです。