インド様式の寺院を眺めながら本格的なインド料理を
今回ご紹介するお店は南インド料理のレストランです。
初めて訪れたとき、こちらの窓から見える景色に魅了されました。
築地本願寺です。
ここ Dharmasagara(ダルマサーガラ)では、この美しい古代インド様式の本堂を
眺めながら本格南インド料理を味わうことができるのです。
南インド料理とは?
広い国土を持ち地域によって気候が異なるインド。
南北では寒暖差もあり、農作物や調理法にも違いが見られ、
インド料理は大きく南インド料理と北インド料理に分けられます。
インド料理というとナンと一緒に食べるカレーを思い浮かべる方が多いのでは
ないでしょうか。バターなどの動物性脂肪を使った濃厚なカレーにあわせて
小麦粉を焼いたナンやチャパティを主食とするスタイルは日本でよく見られますが
それらは北インド料理です。
Dharmasagara(ダルマサーガラ)が専門としているのは南インド料理。
カレーは油分が少なくサラサラで、酸味のあるあっさりとした味わいです。
豆や野菜を中心としたメニューが豊富で、お米を主食としていることから
日本人の味覚に合うものばかりだと店主の方もおっしゃっています。
南インド料理の定食「ミールス」
注文したのは「ミールスBセット 野菜のコース」(税抜2,000円)。
ミールスとは南インド料理の定食のことで、副菜から主食までがひとつのお皿に乗っています。
ポリヤル(野菜のスパイス炒め)。この日はいんげんでした。
カレーは豆と野菜のサンバル。奥にあるのは酸味のきいたスープ、ラッサム。
まん中のプーリーというふわふわの揚げパンのうしろには、スパイシーな揚げせんべいパパドが隠れていました。
そのまま食べるのはもちろん、パリパリと砕いてカレーに混ぜ、食感の変化を楽しむのもおすすめ。
サイドメニューは南インドでよく食べられているマサラワダ(粗く挽いたひよこ豆を揚げたもの)をチョイス。
ココナツのソースがかかっています。
ココナツミルク、ココナツオイルを用いるのも南インド料理の特徴です。
マサラワダの隣にあるのはレモンのアチャール(ピクルス)と香草のチャツネ(ペースト状の薬味)。
少しずつカレーに混ぜるのですが、これがさっぱりとしていて実においしいです。
このほかに、ライタ(ヨーグルトサラダ)、ジャスミンライスが乗っていました。
ミールスはひとつひとつが小さな器に盛られていますが十分な量があり、すべてを
食べ終わる頃にはおなかも心も満たされていました。
静かで落ち着いた店内。ゆったりとした時間が流れています。
中央区から遥かインドに思いを馳せたひとときでした。
Dharmasagara(ダルマサーガラ)
中央区銀座4-14-6 ギンザエイトビル2F
03-3545-5588
浅草線・日比谷線 東銀座駅より徒歩1分
年末年始を除き年中無休