去年より中央区の野鳥観察を、特に石川島公園・隅田川テラスでしている佃のうさこです。
5月に石川島公園・隅田川テラスで見ることの出来る野鳥をお知らせします。
東京都の都の鳥「ユリカモメ」は、日本での越冬を終えて、ユーラシア大陸北部で繁殖するために、ほぼ姿が無くなりましたが、最終組と思われる数羽が、顔も真っ黒の夏羽にすっかり変わって残っています。あと石川島公園・隅田川テラスで見れるのも何日かな?のカウントダウンに入ってますので、ガングロ?!ユリカモメに会いたい方は、お早めに。
ユリカモメ
旅鳥の京女シギが4月30日にやってきました!南アジアでの越冬を終えて、ユーラシア大陸北部での繁殖のために渡りをする途中に、中継地点として日本の春と秋に数週間やってきます。石川島公園・隅田川テラスでは、5月中旬までの干潮時前後のみに見ることが出来ます。京都の女の人の着物姿のようにあでやかな羽色から名付けられた京女シギに会いたい方は、次回は、5月7日から18日の干潮時間帯に。(写真下・左)
イソシギも姿をよくあらわしてくれるようになりました。イソシギは、留鳥で一年中日本にとどまっていますが、やはりこの季節から頻繁に見れます。シギの特徴の尖ったくちばしで、岩から出て来るカニを狙ったりしています。尾羽を上下にぴくぴく動かしながら歩くイソシギに会いたい方は、これからの季節、かなりの確率で会えますよ。(写真下・右)
京女シギ イソシギ
カワラヒワ
石川島公園の草原で、カワラヒワを見かけるようになりました。
すずめと同じくらいの大きさで、東アジアだけに分布するカワラヒワです。
これから繁殖・子育てがはじまるのでペアで見かけることも。
キリリリと高い声で鳴くカワラヒワに会いたい方は、すずめとは違う鳴き声に耳をすませてみてください。
その他では、ツツピーツツピーと良く鳴いているのが、シジュウカラ。いつも白と黒い羽のコントラストで、ペアで仲良く飛んでいるのがハクセキレイ。超高速で飛んでいるのがツバメ。スズメも5月下旬には、草原の中の、か細いチュンチュンに目をやると雛に出会えます。
パリ広場でのピクニックに良い季節になりました。どうぞ、5月の石川島公園・隅田川テラスに。