「七世尾上梅幸二十三回忌」「十七世市村羽左衛門十七回忌」追善そして坂東楽善家4名の襲名披露に寺嶋眞秀(まひろ)初お目見えと盛りだくさんの恒例團菊祭が始まっています。GWも終盤にかかり初夏を思わす汗ばむ陽気、歌舞伎座昼の部にやってきました。何と「一幕見」の列が道路まで続いています。「最後尾はこちら」の札を見たのは新開場の時以来の気がします。人気の程が伺えます。同行の大阪からの友人がチケットを忘れ、慌てて後援会に連絡をしたら余りにスムーズな対応に感謝するやら吃驚するやら・・意外と多いそうです。
昼の部の襲名披露狂言は「石切梶原」新九代目坂東彦三郎さんが梶原景時、父上の初代楽善さんが大庭三郎、弟の新三代目亀蔵さんが俣野五郎を演じます。二幕目は当代きっての美男美女コンビといっても異議のある方はいない菊之助さんと海老蔵さんの「吉野山」、最後の「魚屋宗五郎」は菊五郎さんの当たり役、酒屋の丁稚与吉役で菊五郎さんのお孫さん寺嶋眞秀くんが角樽を持って花道に登場すると場内大拍手、舞台に現れると拍手も最高潮。セリフの度に拍手が起こり、花道での最後のセリフが終わると「よく出来ました!」の声が。禁酒していた宗五郎が飲みはじめて(飲み始めるところで「待ってました!」と声がかかりました。)だんだん酔っていく様が何ともリアルで上手い。襲名披露グッズのメモ帳(350円)です。
夜の部は襲名披露狂言「壽曽我対面」、「伽羅先代萩」「弥生の花浅草祭」
千穐楽は27日です。
チケットのお問い合わせはチケットホン松竹0570-000-489(10時から18時)