築地市場前の市場橋交差点の一角に、観光バスの駐車場があり、連日、築地市場の観光客でにぎわっています
その奥にこじんまりとした「市場橋公園」があり、その植栽の中に、「東京盲唖学校発祥の地、日本点字制定の地」と記された記念碑があります(下の地図、赤〇の場所)
これは、筑波大学附属視覚特別支援学校(盲学校)と同聴覚特別支援学校(聾学校)の前身が、1880(明治13)年、この地に楽善会訓盲院として開校したことを記念したものです
訓盲院はまもなく訓盲唖院となり、文部省の直轄学校となって、1887(明治20)年には東京盲唖学校と改称されたそうです
この東京盲唖学校の石川倉次氏により、1890(明治23)年に、6点式点字が考案され、これが「日本点字」として制定されて、日本国内で広く使用されるようになりました
石碑は、視覚障害者にもわかりやすく、触って快い大きさと形にこだわって創られているそうです
石碑にはめ込まれたブロンズには、学校の形がレリーフになっていて、点字と墨字の年譜が書かれています
築地・明石町エリアは、海軍関連やミッションスクール発祥の地として有名ですが、こういう記念碑にも立ち寄っていただきたいですね