交通機動隊のヘルメット、制服、ライダーブーツ。
どれもピカピカに輝いています。
びしっと着替えて白バイに跨れば、気分はもう立派な子供隊員です。
ハンドルにほぼぶら下がっているような態勢なのですが、
口でブルブル、ブルルンとエンジン音を響かせて、
緊急出動していきます。
パパもママも「うちの子最高」と、スマホで連写を繰り返します。
制服は、ほかに女性隊員や警察官のものがあります。
着替えスペースが完備しているので、快適に変身できます。
今年4月29日に、ポリスミュージアム(警察博物館)がリニューアル・オープンしました。
場所は、京橋3丁目5番1号。
中央通りに面して、東京スクエアガーデンの向かい側。高速道路の手前。
建物の外観に、POLICE MUSEUMという文字と、警察のシンボルマールである旭日章が浮かび上がっています。
展示内容がどのように変わったのか興味がありました。
1階から5階までの展示フロアーは、とても明るくなりました。
1階には実際に使われていた警察車両が展示されています。
子供の制服試着コーナーもこの階にあり、「ピーポくんホール」と名付けられていました。
2階には街のジオラマが設けてあり、防犯に関する体験ができます。
ゲーム感覚で参加でき、夢中になってしまいます。
3階、4階、5階と回ると、警察の歴史から、未来を見据えた活動に至るまで知ることができます。
指紋採取のコーナーでは、刑事ドラマの鑑識官の仕事が体験できます。
器具を使って丁寧に作業をする姿は、まるで化学実験のようです。
5階の警察の歩みコーナーには、近代警察制度を構築し「日本警察の父」と呼ばれる、川路利良(かわじとしよし)大警視に関する資料が展示されていました。
司馬遼太郎や山田風太郎の小説を通して知る程度なのですが、各種の資料から明治初期の息吹が伝わってきます。
ところで、ピーポくんって単なるゆるキャラと思っていましたが、ちゃんと職業に就いているんです。
5階に警視庁に関連する歌を集めた「ミュージックBOX」があるのですが、その中の「ピーポくんの歌」をヘッドホンで聞きました。
「ピーポ、ピーポ、ピーポくん、警察官だよ。」
??! ちょっと、こわいな。