小洒落たブーランジェリーやベーカリー、カフェ、クックパッドなどで、サバサンドなる物が、密やかにブームとなっていることを、ご存知でしょうか?
何?それ?と想った方は、まず「サバサンド」でネット検索してみてくださいね。
てっとり早く言っちゃえば、焼きサバをパンにはさんだもので、トルコ、イスタンブールのB級グルメであり、ご当地では、魚パン=「バルックエクメッキ」と呼ばれているそうです。
同じように、サバをこよなく愛する、わたくしども日本人にとって、いとも簡単に受け入れ易いと思いきや、
「絶対的定番『サバの塩焼き定食』のイメージが強すぎて、最初はなかなか、受け入れてもらいにくかった...。」と、話すのは、このサバサンドブームの火付け役と申し上げても過言ではないであろう、築地仲卸「京富」の門井さん。
幻のサバサンドが誕生したのは、なんと約10年前!
築地界隈では、地元密着の小さなイベントが多々有るので「何か特長ある名物」をと、日本料理の修行もなさった門井さんが、トルコのサバサンドをヒントに、日本らしさ、築地らしさ、そして仲卸の意地にかけて、生み出したのです。
そのこだわりは随所に反映。
サバは、炭火で、1枚、1枚、愛情込めて丁寧に焼かれます。皮を焦がしてしまうと、すぐに身がポロポロになってしまうので、「焼き方は自分と息子と子分の3人以外には、手出しさせない」そうです。
パンは企業秘密。とある高級食料品店のパン部門に直オーダーしているので、「パン屋が受けてくれる数しか、こっちも出せないんだ」とのこと。
他の具材はサッと熱処理した、トマトとスライス玉ねぎ。キッュと絞るくし形のレモン。
10年のうちに研鑽と進化を重ねたその味わいは、もう、間違いなくダントツ日本一!
さて、なぜ幻なのか?
「京富」さんの小売店は、築地魚河岸海幸橋棟の中に有りますが、
サバサンドは、あくまでイベント対応品なので、店頭では買えないのです。
えーーー、じゃ、どーすれば食べられるの!
皆さんの叫び声が聞こえて来そうです。( ̄▽ ̄)
ざっくりとした、今後のイベント予定を教えてもらいました。
8月 築地本願寺盆踊り
9月 勝どき橋リバーサイドオータムフェスタ
10月 築地秋まつり、あかつき公園健康福祉まつり
注意)仕入れや人手の状況によって左右されますので、確定ではありません。
また、数量限定のうえ、いまや大変な人気ですから、イベント時には長~い行列必至です。
残念ながらGET出来ない可能性もありますので、予めご承知置きください。
さあ、なんとなく気にかけておいて、幻のサバサンドを体現してみてくださいね。