6月10日(土)の午後開催された、中央区文化・国際交流振興協会 主催、「中央区古典芸能の会」企画・制作による「第19回 古典芸能鑑賞会」を鑑賞しました
会場は、日本橋蛎殻町1丁目の日本橋劇場(日本橋区民センター内の日本橋公会堂ホール)でした
事前に希望者がはがきで申し込むもので、対象者は、中央区在住・在勤者および鑑賞を希望される方でした
内容は、
(1)講話は、「中央区と忠臣蔵-日本橋の大石内蔵助と本願寺に葬られた赤穂浪士-」と題して、伊東 成郎氏により行われました
伊東氏は、新富町在住の江戸幕末研究家、約20分間の講話でしたが、知らない話、意外な話が盛りだくさんでした
(2)長唄「島の千歳」の演奏で、中央区名誉区民で人間国宝()の堅田 喜三久氏の小鼓、同じく中央区名誉区民で人間国宝()の杵屋 淨貢氏の三味線、他の方々でした
(3)長唄「浦島」で、立方 尾上 菊透氏、演奏は、今藤 美治郎社中の方々でした
(4)落語は、金原亭 馬生師匠による「抜け雀」でした
銀座出身の馬生師匠の出に、「木挽町」と多くの声がかかりました
(5)長唄「鶯宿梅」で、舞踊は、花柳 ツル氏、花柳 寿々彦氏、花柳 寿美藏氏、演奏は、今藤 美治郎社中の方々でした
これは、狂言仕立ての、おとぎ話のようなメルヘンのような楽しい作品でした
お囃子は、堅田 新十郎社中の方々、司会は、鳥羽屋 里夕氏でした
演目が始まる前の丁寧な紹介で、すべての演目を楽しむことができました
定員は382名とのことでしたが、実際、会場は満席でした
こういう鑑賞会が継続的に開催されて19回を数えるというのは、やはり江戸時代から文化・芸術の中心だった中央区ならではだなと思いました
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