銀座2丁目にある銀座大塚ビル地下1階の画廊、「メグミオギタギャラリー」で、伏黒 歩(ふしぐろ あゆむ)氏の新作個展「飛べないかたち」が、開催されています
同ギャラリーでの伏黒氏の新作個展は、今回が6度目となるそうです
第一印象は、「不思議な、飛んでいない鳥の"静物画"」です
描かれている対象が鳥だということはわかるのですが、その体が置物のようでもあり、ただ首から上は(特に目が)、何かを訴えかけているようで、じっと見入ってしまうような力が込められています
使われているのは、アクリル絵具とスプレー、それに水彩絵具だそうですが、その色彩、にじみ、ぼかしが、作品ごとに違っていて、おもしろいです
ギャラリーの方に伺うと、伏黒氏の作品は、こちらのギャラリーで個展を開くたびに、"進化"してこられたとのこと。粘土を絵具と同等に扱い、生み出した「立体画」()の時期もあったとのことで、そこからさらに抽象性の高い表現に変化されているのでしょうか
今回は、陶作品の新作展示も行われています
私の理解力、表現力では、到底お伝えすることはむずかしく、是非、ご自身の目で確認していただきたいと思わせる不思議な魅力とパワーを秘めた作家の新作個展です
私の理解が足りていないなりにも、「飛べないかたち」というタイトルは、とても適切だと思います
開催期間は、6月9日(金)から7月1日(土)までです。
開廊時間は、11時から19時までで、日、月、祝日はお休みです。
なお、今回も、ギャラリー内での写真撮影、取材にご了解をいただきました。
ありがとうございます
メグミオギタギャラリーのHPはこちら ⇒