こんにちは銭湯好きのコットンです。
以前ご紹介した金春湯さんの他に銀座にはもう一つ銭湯があります。
今日は銀座一丁目にある銀座湯さんをご紹介しましょう。
場所は銀座中央通りの京橋近く、銀座通り口交差点を昭和通りに向かって100mほど歩くと左側に公園があります。公園を通り過ぎ、次の交差点を左に曲がって前を走る高速道路の高架橋手前、左側にあります。
紺地に白く銀座湯と染め抜かれた暖簾をくぐると右が女湯。左が男湯です。
下駄箱の扉は透明で中の靴が透けて見えるタイプです。これなら自分の靴の場所がすぐに分かりますね。
扉を開けると入り口脇には番台があり、女性のご主人が「いらっしゃい」と気さくに声を掛けてくださいました。入浴料はこちらで支払います。2013年にリニューアルされたそうですが、番台が残っているのが嬉しいですね。スーパー銭湯とは違った趣があります。
そして白を基調とした脱衣所の第一印象は、きれい=清潔。丁寧にお掃除をしてくださっているのが分かります。
また70個あるロッカーの高さが腰のあたりまでなので、脱衣所全体を見渡すことができ広く感じます。ロッカーの上に洋服を置いて着替えられるので、荷物の多い女性にとってはありがたいです。さらに下駄箱、ロッカー共に鍵はコイン不要のタイプなので小銭がなくても大丈夫。
それではいざ浴室へ。
こちらも白を基調とし、壁には採光豊かな窓があります。ビルに囲まれた都会の銭湯では、自然の光が入って来るところは少なくなってしまいました。お隣が高速道路と公園という立地を生かした造りになっています。
そしてありました 湯船の上にモザイク画。
女湯は隅田川の花火
男湯は銀座四丁目の景色
湯船は少し深目なものとジェットバスを備えた湯船の2槽です。温度はどちらも40度~41度。
モザイク画を見ながら入るお湯は、私好みのちょうど良い湯加減です。
湯船の上には大きな換気扇がフル回転していて、浴室の中に新鮮な空気が入ってきます。
この換気扇のお陰で室内なのに露天風呂のようにのぼせることなくゆっくりとお風呂に入る事ができます。
そして一番気になったのが、銭湯によくある低い椅子とは別に入り口近くに高い椅子が一脚置いてあることです。
ご主人に伺ったところ、「どうぞお使いください。ご高齢の方にも気持ちよく入っていただけるようにサービスをしています。」とおっしゃっていました。
これってとても大切なことだと思います。
一人暮らしのご高齢の方で「独りでお風呂を沸かすのはお掃除も大変だし銭湯の方ががいいわ」と言う方は沢山いらっしゃると思います。でも家のお風呂と違って入りづらいと言う声も実はよく聞くのです。こうしたちょっとした心遣いがされていると利用しやすくなりますね。
また、銀座湯さんにはご高齢のお客様以外に外国のお客様も沢山いらっしゃるそうです。
そのお国も様々で英語圏以外のお客様も多いとか。
「言葉は何とかなりますよ。身振り手振りでお風呂の使い方を説明しています。」とご主人は明るく答えてくださいました。
銀座湯さんにはサウナも水風呂も特別な効能書きもありませんが、清潔なお風呂と細やかな心遣いがあります。
また行きたくなる、そんな銭湯でした。
「銀座湯」 中央区銀座1−12−2
営業時間:15:00~23:00 休日:日曜日・祝日
浴料:大人¥460 小学生¥180 未就学児¥80
ボディーソープ・シャンプー:あり(毎月第2・第4金曜日を除く)
ドライヤー:あり(有料)
都営地下鉄浅草線「宝町」A4番出口から徒歩2分
東京メトロ銀座線「京橋」1番出口から徒歩3分
東京メトロ有楽町線「銀座一丁目」10番出口から徒歩4分