これまでさくらんぼと言えば、あんみつなどに"おまけ"のようについている存在。残すのはもったいないから食べている、とさしたる思い入れもなく口に入れる果物。
洋食でいえば、ハンバーグにつき合わせのサラダの上に乗っているパセリのような存在。
酢豚でいえば、パイナップルのように有っても無くても良いけど、何故か付いているよね、といった存在・・・。
そんな感覚だった自分を叱りつけなければならない!完全に認識を改めなければならない!と思ったのは・・・
他でもありません、中央区の友好都市である、山形県東根市にて作られ厳選されたさくらんぼを食べるようになってからです。
区内を走るコミュニティバス「江戸バス」のラッピングにより、「果樹王国ひがしね」の名前を見たことのある方もいらっしゃることでしょう。江戸バスのラッピングが気になっていた私は、東根市で毎年6月に開催される「ひがしねさくらんぼマラソン大会(ハーフマラソン)」に参加いたしました。
この東根のランニングイベントは「ランニング100選」にも選ばれる人気大会です。沢山のおもてなしと歓待が人気の秘密なのですが、なんといっても最大の特徴は、走っている途中にも提供される「さくらんぼ」エイドの充実!私も走っている最中に、「1日に食べたサクランボの個数、自分史上最大の日」を迎えました。食べることを言い訳に走るペースも遅くなり、まさに記録より記憶。タイムそっちのけでも大満足でした。
東根産の中でも厳選されたさくらんぼ。美しく輝く実をいただくと"ぷりっとした"弾力とともに口に広がる上品な甘みとそれを引き立てるほのかな酸味。こ、これは美味しい・・・。やはりホンモノは違います。
小さくも濃厚な果実が存分な主張をするとは・・・東京でいえば中央区みたいなものでしょうか!?
是非、美味しいさくらんぼをお試しください。
(写真は東根さくらんぼマラソン大会。自衛隊駐屯地を走れる珍しいコースレイアウト。ランニング界の有名人、金さん、世界選手権メダリストの千葉さん、荻原さんのトークも楽しめます)