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銀座ALLEYのお店 「萬年堂本店」と「銀座若松」

[滅紫] 2017年7月27日 14:00

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「路地」という言葉には不思議な魅力があるようで街歩きの中でも「路地裏散歩」と銘打ったものを最近よくみかけます。

 

銀座中央通から入る路地のひとつ、銀座ALLEYの中のお店をご紹介しましょう。(ALLEYは車の通れない狭い通り/横丁・路地を意味する英語でaleeというフランス語が語源だそうです)

梅雨明けし、「本格的な暑さはこれから」とのこと。暑さをものともせず、銀座通りは変わらぬにぎやかさです。中央通コアビルの間に「銀座ALLEY」の表示がある通路に入りあずま通に面したところが「萬年堂」です。萬年堂さんは京都で「亀屋和泉」として創業。何と江戸初期の元和3年(1617)です。遷都に伴い明治5年に八重洲北槙町にお店を構え震災後に銀座に移転しました。お店に伺うとすぐに大ぶりのお茶碗にたっぷりの冷たい麦茶。何とも嬉しいおもてなしです。今日はこの時期ならではの水羊羹(260円)と麩まんじゅう(200円)、やはりこちらに伺うと名物の「御目出糖」(260円)をいただかないわけにはいきません。抹茶入りの「高麗餅」(260円)も。「喜のつゆ」(150円)も蕨粉と本葛が夏らしくて外せません。遅れてしまったお盆のお供えは旧盆時期にこの「喜のつゆ」にしようとアイデアが浮かびました。

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それにしてもι(´Д`υ)アツィーすぐ並びの甘味の「銀座若松」が目に入りました。看板も商品のディスプレーも数十年前と変わりません。懐かしい。店内に入ると流石に女性ばかりですが「昭和」な雰囲気もまるで変わっていないのが嬉しいことです。「銀座若松」は明治27年この地で操業。今も当時と同じ場所というのは凄いですね。「あんみつ」を初めて作ったお店としても有名ですね。「路地」には少し秘密っぽい猥雑なイメージがありますが、この銀座ALLEYはすっきりと一味違った洒落た雰囲気の路地です。

 

萬年堂本店 銀座5-8-20あずま通 電話3571-3777 11時―20時 8月22日から28日まで夏季休業

銀座若松 銀座5-8-20 電話3571-0349 11時ー19:30 20時閉店