夏の訪れと共に「月島草市」の季節到来。
日時 7月8・9日 14:00~20:30
かつて盆の直前に立つこの市で、人々は仏壇に供える飾り物や供え物を求め、先祖霊を迎えたとされます。
時代と共に、仏事の簡略化、生活様式の変化、そして今では「草市」の品々はスーパーで身近に手に入ることもあり、その殆どが消滅し、僅かに「草市」の名を留めているのは月島西仲通り500mの通り全体に約150の露店・屋台が立ち並ぶ「月島草市」だけとも聞きます。
今日、地元商店街に加え、町会や各地の物産も集結し、お盆関連商品に代わって飲食物はもとより、昔ながらの輪投げ、くじ引き、ヨーヨーといった遊びに至るまで、様々な出店者が客を呼び込む声が響き、浴衣姿に着飾った女児から大人まで大勢の来街者で賑わいを見せています。
肝心の盆用品は二番街のフラワーショップ「ハナキ花園」の前にのみ、お盆飾り、ナスとキュウリを牛馬に見立てた籠入精霊馬、麻殻、焙烙、子供提灯等が並べられていましたが、存在感の薄さは否めません。
多彩で多くの露店・屋台と大勢の客を集める姿に変貌した「月島草市」。
夏の風物詩の新たな情景です。