私は、今、中央区月島の西仲通り商店街に来ています。
月島と言えば、もんじゃですね。
その「もんじゃストリート」と名付けられているエリアです。
7月8日・9日の土日2日間に渡り、「月島草市」が開かれているんです。
東京メトロ有楽町線の7番出口から地上に出てきました。
まずは、通り左手にある「月島もんじゃ振興会」で、地図をいただきましょう。
三角屋根のアーケードが西仲通りです。
今日は両側に露店が並び、先が見えないくらい続いています。
この賑わい、気分が盛り上がってきますね。
さあ、通りに入っていきましょう。
熱い、熱い。 熱が渦巻いているようです。
右側の焼きそばの鉄板から放射される熱。左側の焼き鳥を焼く火力。
焼き手のお兄さんも、タオルで汗をぬぐっています。
何でも焼いていますね。
焼きそば、焼き鳥、ステーキ、チキン。
いか丸、いかゲソ、たこ焼き、ソーセージ。
まだまだあります。
カジキ焼きに目玉焼き乗せ、特大ホタテに、磯部焼き、焼きトウモロコシ。
何でも串に刺していますよ。
冷やしきゅうり、カットパイン、チョコバナナ。
牛串、たん塩串、串から揚げ。
さつま芋ステックに串ハムカツ、ジャンボフランク。
何でも釣れちゃうんです。
金魚、ヨーヨー、スーパーボール。
「ほらーっ、見てみて。」と
口を大きく開けて、青くなった舌を得意げに見せている男の子。
かき氷のシロップ、ブルーハワイでしょうか。
「ぼくのは赤だよ。」
火を吐いている怪獣のように、力強くポーズをとります。
新感覚の飲み物やスイーツの店も出ています。
「ねえ、パパ」っと、私の足に絡み付いてくる子がいます。
「そっちにいる人がパパかな。」
ハッと気づいて、ほんとのパパのところへ飛んでいきました。
幼いお姉ちゃんが、妹の小さな手をしっかり握って歩いています。
私が守るという決意が、握った手の強さに現れています。
月島の草市は、お盆用品を買いそろえるための市として続いてきたのですが、肝心のお盆用品は・・。
あっ、ありました。
花屋さんと雑貨店の前に並んでいましたよ。
おがら、ほうろく、ほおずき、提灯、牛馬の飾り。
テレビカメラが、そのお盆飾りのコーナーを映しています。
番組的には、草市の由来を押さえておきたいものですよね。
でも、今や月島草市は、子供たちの煌めくエンターティメントになっているんです。
小学生の女子が、浴衣姿で縁台に座っています。
髪をアップにして、リボンを付け、帯をきれいに結んでいます。
通りがかった男子たちが、ざわついています。
いつもと違う同級生の姿が、まぶしいようです。
女子はちらっと視線を向けただけで、相手にしません。
男女の成長の差が、はっきり垣間見られた瞬間です。
市の華やぎを楽しんでいるのは、子供たちばかりではありません。
ママ友同士、缶ビールを手に、歩く姿も見られます。
四番街を抜けると、高層マンション群が続きます。
今日の主役の子供たちの住まいでしょうか。
中央区の人口増加に大きく貢献しているエリアです。
日中の強烈な陽射しに火照った肌を、川風が優しくなでていきます。
月島草市の現場からのリポートでした。