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月島草市の現地リポート

[小江戸板橋] 2017年7月12日 14:00

私は、今、中央区月島の西仲通り商店街に来ています。

月島と言えば、もんじゃですね。

その「もんじゃストリート」と名付けられているエリアです。

 

7月8日・9日の土日2日間に渡り、「月島草市」が開かれているんです。

東京メトロ有楽町線の7番出口から地上に出てきました。

まずは、通り左手にある「月島もんじゃ振興会」で、地図をいただきましょう。

三角屋根のアーケードが西仲通りです。

今日は両側に露店が並び、先が見えないくらい続いています。

この賑わい、気分が盛り上がってきますね。

さあ、通りに入っていきましょう。

 

熱い、熱い。 熱が渦巻いているようです。

右側の焼きそばの鉄板から放射される熱。左側の焼き鳥を焼く火力。

焼き手のお兄さんも、タオルで汗をぬぐっています。

 

何でも焼いていますね。

焼きそば、焼き鳥、ステーキ、チキン。

いか丸、いかゲソ、たこ焼き、ソーセージ。

まだまだあります。

カジキ焼きに目玉焼き乗せ、特大ホタテに、磯部焼き、焼きトウモロコシ。

 

何でも串に刺していますよ。

冷やしきゅうり、カットパイン、チョコバナナ。

牛串、たん塩串、串から揚げ。

さつま芋ステックに串ハムカツ、ジャンボフランク。

 

何でも釣れちゃうんです。

金魚、ヨーヨー、スーパーボール。

 

「ほらーっ、見てみて。」と

口を大きく開けて、青くなった舌を得意げに見せている男の子。

かき氷のシロップ、ブルーハワイでしょうか。

「ぼくのは赤だよ。」

火を吐いている怪獣のように、力強くポーズをとります。

新感覚の飲み物やスイーツの店も出ています。

 

「ねえ、パパ」っと、私の足に絡み付いてくる子がいます。

「そっちにいる人がパパかな。」

ハッと気づいて、ほんとのパパのところへ飛んでいきました。

 

幼いお姉ちゃんが、妹の小さな手をしっかり握って歩いています。

私が守るという決意が、握った手の強さに現れています。

 

月島の草市は、お盆用品を買いそろえるための市として続いてきたのですが、肝心のお盆用品は・・。

あっ、ありました。

花屋さんと雑貨店の前に並んでいましたよ。

おがら、ほうろく、ほおずき、提灯、牛馬の飾り。

テレビカメラが、そのお盆飾りのコーナーを映しています。

番組的には、草市の由来を押さえておきたいものですよね。

でも、今や月島草市は、子供たちの煌めくエンターティメントになっているんです。

 

小学生の女子が、浴衣姿で縁台に座っています。

髪をアップにして、リボンを付け、帯をきれいに結んでいます。

通りがかった男子たちが、ざわついています。

いつもと違う同級生の姿が、まぶしいようです。

女子はちらっと視線を向けただけで、相手にしません。

男女の成長の差が、はっきり垣間見られた瞬間です。

 

市の華やぎを楽しんでいるのは、子供たちばかりではありません。

ママ友同士、缶ビールを手に、歩く姿も見られます。

 

四番街を抜けると、高層マンション群が続きます。

今日の主役の子供たちの住まいでしょうか。

中央区の人口増加に大きく貢献しているエリアです。

 

日中の強烈な陽射しに火照った肌を、川風が優しくなでていきます。

月島草市の現場からのリポートでした。