7月23日、気象庁生物季節情報のひとつ「東京地方 ミンミンゼミ初鳴」が報じられました。
平年より2日遅く、昨年より3日遅いとの由。
名前通り、「ミーンミンミンミンミンミー・・・」という、体のサイズの割には力強い鳴き声で知られ、「夏の日中の効果音」としてもよく耳にします。
透明な翅に一連の暗色紋、黒い体色に青緑色の斑紋が特徴。
鳴くのは専ら雄ですが、個体の雌雄は、腹面の構造の違いで識別できます。
雌は先端に細長い産卵管があること、雄は鳴き声のリズムや抑揚を付ける役割を担うとされる、発音器の一部の腹弁が発達しています。
佃公園でもミンミンゼミの「蝉時雨」が夏本番を告げています。
鳴き終わると、間を空けずに他の木(枝)に飛び移る「鳴き移り」習性も、顕著に見られます。