7月23日の「ミンミンゼミ」に続き、7月28日、気象庁生物季節観測情報のひとつ「東京地方 アブラゼミ初鳴」が報じられました。
平年より4日遅く、昨年より15日遅いとの由。
鳴き声は、「ジー・・・」と鳴き始めた後、「ジジジジジ・・・」とも「ジリジリジリ・・・」とも聞こえ、「ジジジジジ・・・」と尻すぼみで鳴き終えます。
名前の由来については、翅が油紙を連想させるとか、鳴き声が油を熱した時の撥ねる音に似ているからとか、諸説あるようです。
体は黒褐色、背部に白帯、四肢と複眼は褐色、翅はセミの仲間には珍しい不透明の褐色。
佃公園のアブラゼミ、暑さを増幅させるような響きの鳴き声ですが、梅雨明けを告げるニイニイゼミ、晩夏のツクツクボウシと並び、盛夏を代表するミンミンゼミとアブラゼミの '蝉時雨' もまた季節の風物詩です。