銀座1丁目、昭和通りに面して建つレトロな洋館建築「銀座レトロギャラリーMUSEE」で、現在、「MUSEE企画展 ギュスターブ・ドレの『神曲』 ダンテ「神曲」、500年の時を超えた精緻な視覚化」が開催されています
展示されているのは、当ギャラリーの代表が、ニューヨークの古書店で発見して、買い付けられた約100年前()の挿画本から、29点を個々に額装されたものです
ギュスターブ・ドレによって、ダンテ「神曲」地獄篇、煉獄篇、天国篇が視覚化されました
モノトーンなのですが、ギャラリー2階に展示されている天国篇のエピソードを描いた作品は、まるで、作品自体が光り輝いているようでした
1階の煉獄篇の作品からは、異様な奥行き、厚みを感じました
13世紀から14世紀にかけてのイタリアの詩人ダンテが著した長編叙事詩「神曲」を、19世紀にギュスターブ・ドレが木版画で視覚化して以降、この影響を受けているものは、現代の私たちの周辺にもたくさんあるなと実感しました
実際、ご覧になるとよくわかると思いますが、ハリー・ポッターとか思い切りそうだと思います
この挿画本が出版されたことは、当時、本当に画期的なことだったのだろうなと思いを致しました
レトロなギャラリーの1階と2階に展示された作品を、じっくりと肉眼でご覧になることをお勧めします
開催期間は、8月23日(水)から9月24日(日)までです。
開廊時間は、11時から18時までで、期間中、月・火曜日はお休みです。
なお、ギャラリー内での写真撮影についてはご了解をいただき、また、今回の企画展の内容について、ギャラリー代表から、直接ご説明をいただきました。
ありがとうございます
ちなみに、夕暮れ時、ギャラリーに灯りがともっているころに眺めるレトロギャラリーのたたずまいも素敵ですよ
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