『ギフト、そして自分も楽しむ』にアプローチして取材します、 rosemary sea です。
島根県のアンテナショップ、にほんばし島根館さん、2003年のオープンより、『東京に島根を持ち込む』かのように島根県をPRされています。
物販コーナーの他、インフォメーションカウンターなども併設されています。
ロズマリ食リポ隊のK子さん、島根への旅行の前にこのインフォメーションカウンターを訪れた際、とても丁寧にアドバイスをいただけた、とのこと。
にほんばし島根館 島根県東京事務所の栗之宮館長、安井課長、入江さんにお世話になりました。
それではご紹介です。
だし・醤油・塩のコーナー
ここでのおすすめは・・・
製造元:(株)井ゲタ醤油
販売元: (有) 海士(あま)物産
日本海のトビウオ(あご)の風味と旨みがぎゅっと詰まった逸品です。
天然熟成された国産丸大豆醤油、いわゆる「なまのお醤油」をベースに、トビウオの上品な香りと味わいを凝縮させ仕上げられています。
お鍋・煮物・天つゆなど様々な使い方ができますが、ロズマリは以前から自分で打ったうどんのつゆとして利用しています。
麺とは相性は抜群です。風味が違います。
出雲そばのコーナー
京極家の跡を継ぎ、信濃の国・松本から入国した松平直政公(徳川家康公のお孫さん)が信濃からおそばの文化を持ち込んだ、と云われています。
出雲そばはわんこそば・戸隠そばとともに「三大そば」の1つとされています。
玄そばの挽きぐるみのそば粉を使うため、色が黒っぽく、香り高いのが特長です。
ルチンも豊富なのでしょう。
江戸や信州の、白っぽく上品なそばと比べ、荒々しく男勝りなそば。
こしも強く風味が際立ちます。
出雲そばには「割子(わりご)そば」と「釜揚げそば」があります。
それぞれ出雲流の独特の食べ方があります。
割子そばは普通、三段の漆器(割子)に盛って出てきます。
だし汁自体を器のなかのそばにかけます。
1段食べ終われば次の段に、食べ終わりの段の汁をかける無駄のない食べ方。
釜揚げそばはそば湯に入ったそばに汁を適度にかける方式。
茹でたそばは水洗いしません。ユニークですね。
真空パック入りのしじみのコーナー
宍道湖は日本一のヤマトシジミの漁獲量。
しじみに含まれるオルニチンが肝臓によいとされていますね。
このコーナーには真空パック入りが並んでいますが、隣りに冷凍のもの、また、日によっては生のものも販売されています。
和菓子のコーナー
こちらでのおすすめは2品・・・
若草(わかくさ)
彩雲堂(さいうんどう)
そもそも「松江の和菓子」のルーツは松江藩7代藩主・松平治郷(不昧【ふまい】)公。
茶人としても有名でありました不昧公の、茶席で使われた「若草」というお菓子、それを明治中期に彩雲堂初代が苦心の末復刻されたと伝えられています。
このお菓子は茶道の心得のあるかたには有名ですね。
島根県産のもち米を練り上げた求肥(ぎゅうひ)、こちらを長方形にし、鮮やかな緑のそぼろにまぶしてあります。
一力堂(いちりきどう)
こちらも松江のお殿様から茶会や法要の折にご用命いただいたお菓子として伝えられています。
当時は他所売りを禁じられたことから「お留め菓子」と呼ばれていました。
上品であっさりとした味わいの皮むき餡を、独自調整の和三盆糖で打ち上げた打菓子。
ほろりくずれるような繊細さに和三盆糖の甘みが雅の趣きを醸し出しています。
観光部門から1つだけご紹介。
日本神話を題材に、独特の哀愁あふれる笛の音、活気あふれる太鼓囃子に合わせて、金糸銀糸を織り込んだ豪華絢爛な衣裳と表情豊かなお面を身につけて舞う石見神楽。
島根県西部の石見地方に古くから伝わる伝統芸能です。
神楽を見て育った子供たちにとって、舞子である父などは憧れの存在だそうです。
日常生活の一部として、石見神楽は脈々と受け継がれているようです。
神楽の公演は島根県内では土曜・日曜には大抵どこかで行われているそうですが、島根への旅行の思い出に、神楽観賞もいかがでしょう?
・・・にほんばし島根館さんのご紹介は続きます。乞うご期待、です。
お知らせ
にほんばし島根館さんは入居ビルの耐震工事に伴いまして平成29年9月19日(火)から、一時休館することとなりました。
リニューアルオープンは来年2月の予定とのこと。
なお、観光案内及び定住相談につきましては休館中も仮事務所にて業務を行うそうです。
日本橋室町1-5-3
福島ビル1階
東京メトロ銀座線・半蔵門線 三越前駅、A4出口
三越日本橋本店の向かいです。
観光のご案内、各種お問い合わせ
⇒ インフォメーションカウンター 03-5201-3310
物産品のお問い合わせ、ご注文
⇒ 島根県物産協会東京支部 03-3548-9511
営業時間 10:30~19:00
年中無休(年末年始を除きます)
なお、他に「ふるさと定住・雇用情報コーナー」や
お食事処として「島根の味・日本海の幸『主水(もんど)』もございます。
にほんばし島根館さんのホームページはこちら