富岡八幡宮の祭礼は深川八幡祭りとも称され、寛永19(1642)年に将軍家光の長男(後の家綱)の世嗣祝賀を執り行なったのが始まりとされています。日枝神社の山王祭、神田神社の神田祭と並んで江戸三大祭りのひとつに数えられ、「神輿深川、山車神田、だだっ広いが山王様」とも謳われる程、その神輿ぶりが有名で、昔ながらの「わっしょい、わっしょい」の掛け声と共に、沿道の人々から清めの水が威勢よく浴びせられ、「水掛け祭り」としても親しまれています。
今年は3年に1度の本祭り。中でも、8月13日に挙行された、氏子各町53基(1~55番。4番、42番は欠番。)の大神輿が勢揃いして練り歩く、「各町神輿連合渡御」は圧巻です。
富岡八幡宮を起点に、永代通り~大門通り~江戸資料館通り~清洲橋通り~清洲橋~箱崎湊橋通り~永代橋~永代通りと約8kmを巡行。
見せ場のひとつが永代橋袂の永代橋西交差点。両側から消防用ホースで大量放水され迫力満点。「揉み上げ」「差し上げ」「舞い上げ」等、粋なパフォーマンスも繰り広げられ、担ぎ手と観衆が一体となって盛り上がりを見せます。