ハギとはマメ科ハギ属の総称。
日本人には古くから親しまれており、万葉集に最も沢山読まれている植物。
秋の七草のひとつで、「くさかんむり」に「秋」と書き、正に秋の花。
8月12日に、東京管区気象台より、気象庁生物季節観測情報のひとつ、開花期がやや早めの「ヤマハギ開花」が報じられましたが、浜離宮恩賜庭園の "ハギ" も漸う咲き始めました。
園職員に尋ねたところ、園内の "ハギ" は、センダイハギ(別名ミヤギノハギ)とマルバハギの2種との由。
センダイハギは、茎先に総状花序(蝶形花で赤紫色他)をつけ、枝垂れ、葉は先の尖った長楕円形。またマルバハギは、葉腋部に短い総状花序(蝶形花で赤紫色)をつけ、枝垂れず、葉は倒卵形~楕円形とされます。
澄みきった青空に秋らしい雲が浮かび、この季節ならではの景観を醸し出しています。