9月11日、東京管区気象台から、気象庁生物季節観測情報のひとつ「ススキ開花」が報じられました。
平年より2日遅く、昨年より16日早い由。
ススキはイネ科ススキ属の多年生草本。
尾花とも云い、秋の七草のひとつ。秋を象徴し、日本文化の中で重要な草花であり、十五夜の飾り、花鳥風月画や蒔絵などの秋草紋様、薄(ススキ)ミミズクなどの郷土玩具、屋根を葺く材料として重宝されてきました。
箱崎河岸緑道沿いに、永代橋を背景に、ススキが風に戦(そよ)いでいます。
花が開ききる頃には、穂がふわふわと白くなり、銀色に、やがて季節が深まると、黄金色に輝きます。
隅田川の水面を背に、陽を浴び、白銀に輝く様は印象的で、この季節らしい一コマです。