築地が市場を中心に動いているのは
言うまでもありませんが、
遡ることおよそ360年前、
江戸時代からすでに
築地はウオーターフロントの
先駆け中の先駆けであったわけで
現在では、何しろ
そのロケーションの良さに
多くのCMドラマのロケ地として登場していますから、
少し散歩をすると、きっと
「あれ? ここは何処かで見た景色...」と
想われるはず。
地元の人々は、散歩やジョギング、
日向ぼっこ、ランチにはお弁当を広げたりビール片手に夜景を楽しんだり、
トランペットの練習に来る人もいます。
徒歩3分の距離に在住しているわたしは
自宅の延長のリビングダイニングと捉え、
訪ねて来る人とは、狭いお部屋よりも
隅田川沿いのビルと水辺が織り成すパノラマの風景の心地良さを共有したくて
勝鬨橋のたもとのベンチで、よくよくピクニックをしています。
さて、先日もベンチでバゲットとチーズを楽しんでいると
行き交う屋形船とは趣きの違う黄色い船が目の前の船着場に横付けされました。
特派員の血が騒ぎ直ぐに取材の申し込みをすると、
お客様が乗り込むまでの10分、OKをもらいました。
その船は
オリンピック・パラリンピックに向けて
2年前に運用する試みが始まった水上タクシーでした。
去年から、本格始動となり、
羽田京浜運河と隅田川メインに
『タクシープラン』
『定期運航プラン』
『チャータープラン』
で運行しているそう。
詳しくはhttp://water-taxi.tokyo/#blog
船は小型船で、8人乗りですが
船長と船頭の2名が同行するので
6名で貸切乗船し、観光・パーティー使いするのに適しているそう。
実際、乗船させていただきましたが
小型なぶん、海面が近くジャングルクルーズに出掛けるようなワクワク感が湧いて来ます。
小回りが利くので「結構、細い川も入って行けるんですよ」とのこと。
トイレとエアコン完備です。
川や運河から眺める東京は、いつもとは180度違った表情を見せることでしょう。
さあ、予約の客様が乗りんで接岸の縄が解かれました。
大きく手を振ってお見送りすると、返礼の汽笛を威勢よく鳴らしてビューンと出発して行きました。