http://www.nihonbashi-tokyo.jp/enjoy/gem/201212/
>人形町の甘酒横丁にある豆腐屋「双葉」(日本橋人形町2-4-9)。深川で創業した後、昭和23年(1948年)にこの地に移ってきたのだという。豊富な品揃えが魅力の店だ。
風情ある竹筒に入った『竹豆腐』には、日本橋らしい逸話がある。かつて隅田川沿いには料亭がひしめき合い、春は花見、夏は花火、秋は月見の屋形船を出していた。そこで供する品として豆腐は人気だったが、舟の揺れでガラスの器から飛び出してしまうことが多かったため、それを防ぐ策として竹筒に流し入れた商品を思いついたのだという。
>名物の『ジャンボがんも』は、三代目の遊び心から生まれた商品。30年ほど前、大きさの違うがんもを重ねて、年の瀬に"お供えがんも"として売り出したところ「美味しい」と評判になり、通年の商品として売り出した。家で煮る際には、味つけの前に茹でこぼすのがコツ。つなぎの大和芋がふっくらと膨らみ、味がしみやすくなる。「これからの季節、お豆腐はお鍋やおでんによく合いますよ」。
ぜひ足を運んで、数種類のお豆腐を購入し、心ゆくまで大豆の美味しさを楽しもう。