いよいよ秋本番、秋祭りのシーズンですが、ここ日本橋の福徳神社を中心としたエリアでも、10月22日の日曜日に「福徳まつり」が開催されます
このお祭りは、平成26年に福徳神社の新社殿が完成したのを記念して始められた、比較的新しいお祭りですが、「福徳くじ」の豪華さと当日盛りだくさんのイベントで、年々にぎわいを増しているお祭りです
主催は、日本橋北詰商店会です
日本橋北詰商店会は、日本橋の北詰のエリア(室町・本町・本石町)の商業振興を目的に〈旧日本橋室町・本町商店会〉と〈旧日本橋室町一丁目商店会〉とが合併して、平成23年6月に誕生したそうです
現在、100店舗を超す商店・住民・地元企業で構成されています
「福徳まつり」と言えば、何と言っても豪華賞品が当たる「福徳くじ」が目玉ですが、お祭りに先立ち、既に「引換券」の交付が始まっています
10月2日(月)から、日本橋の北詰周辺でお買物をして、この「引換券」をゲットし、当日「福徳くじ」に交換することで、くじに参加できます
当日でも、お祭り会場で買い物をすれば「引換券」がもらえますよ
この「福徳くじ」は、江戸時代に行われていた「富くじ」にちなんだもので、福徳神社では、少なくとも文政・天保期には、幕府公認の富くじ興行「御免富」が行われていたそうです
文政末頃の出版と言われる「江戸大富集」では、福徳稲荷興行の富くじは、当たりくじの最高額が300両(現在の価値で言えば約4千万円)であり、これは年4回興行の神社の中では最高額()だったそうです
将軍徳川家康や秀忠ともゆかりのある、由緒正しい福徳神社だからこその高額「富くじ」ということでしょうか
お祭り当日には、その由緒正しい福徳神社の「富くじ」を模して、抽選箱に入れた木札を錐で突く「富突き」方式で、当たりくじの発表が行われます
上と下の写真は、昨年の抽選風景です。木札を突いているのは、日本橋北詰商店会 会長山本泰人氏です
落語「富久」での一番富の読み上げ「松の百十番(まつのひゃくじゅうばぁーん)」と、八代目文楽の美声が聞こえてきそうです
なにはともあれ、10月22日に迫った「福徳まつり」のメインイベント、「福徳くじ」に参加するには、「引換券」のゲットが必須ですLet's go
なお、今回の取材に関しまして、「福徳まつり」の日本橋北詰商店会事務局スタッフである株式会社山本海苔店の大塚健二参与と株式会社タロー書房の永藤哲太朗取締役にお話をうかがい、また、昨年度のお祭りの写真等のご提供もいただきました
ありがとうございます
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