岡本太郎氏と言えば、「芸術は爆発だ」や大阪万博の「太陽の塔」(古い)で有名な、エネルギッシュな芸術家でしたが、この岡本氏と中央区の関連で言うと、銀座5丁目にある数寄屋橋公園内の「若い時計台」があります
この「時計台」は、時計の文字盤が顔になっていて、胴体の部分からは、ツノのようなものが何本も突き出しています
いかにも、岡本氏っぽいなという気がするのですが、中央区において、もう1か所、岡本太郎氏に関して、気になっていたところがありました
日本橋室町2丁目、コレド室町の地下1階にある本屋さん、タロー書房です
タロー書房さんの「タロー」のロゴが、以前から気になっておりました
やはり、そうでした
岡本太郎氏のデザインです
1994年、タロー書房の初代社長が書店を開業する際に、岡本氏に依頼して、制作されたものだそうです
これは、社長のご友人が岡本家の親戚であったことによるものだそうです
店内には、「タロー」のロゴの原画も飾られていました(今まで気づきませんでした)
さらに、タロー書房さんで印象的なのが、ちょっと書店らしくない壁紙や、店内の棚と棚をつなぐ通路の上方に設けられた湾曲した屋根(のようなもの)
お聞きすると、これらはすべて、デザイナーの水戸岡鋭治氏にお願いしたものだそうです
水戸岡氏は、車両のデザイン等で有名な方です
JR九州の観光寝台列車、「ななつ星in九州」が、水戸岡氏のデザインによるものです
そう言われると、店内の通路の感じが寝台列車の通路のような・・・は気のせいか柔らかい湾曲がなぜか落ち着きます木製の書架も柔らかさ、温かさを感じさせてくれます
これら店内の壁紙、ブックカバー、店員さんのエプロン、お店のビニル袋の柄も水戸岡氏のデザインです
なお、今回のブログの内容に関しましては、株式会社タロー書房の永藤哲太朗取締役に懇切丁寧なご説明をいただきました
また、店内の写真のご提供もいただき、店内での写真撮影も特別にご許可いただきました
ありがとうございます
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