『ギフト、そして自分も楽しむ』をアクティブ・ビジョンとして取材します、 rosemary sea です。
こちらはおそらく "世界でただ1つの凧の博物館" 。
日本橋の超有名洋食店「たいめいけん」さんの初代・茂出木心護(もでぎ しんご)氏により1977年(昭和52年)にオープンされました。
初代は日本の凧の会も立ち上げました。
現在は二代目・雅章(まさあき)氏が館長です。
テレビ等の出演も多い三代目・浩司(ひろし)氏も関わっておられます。
江戸凧から世界各地の凧まで、約3,000点が、処狭しとばかりに展示されております。
江戸凧は"最後の江戸凧師"と云われる大正・昭和期の偉大な江戸凧職人・橋本禎造(はしもと ていぞう)氏の作です。
凧の博物館 川口顕裕(かわぐち あきひろ)さんにお話を伺いました。
それでは展示の凧のご紹介です。
・・・江戸凧
「"江戸角(えどかく)"ですね。これは"義経八艘跳び"です。」
「"鯉金(こいきん)"と言いますけど、"鯉と金太郎"です。男の子の節句に揚げるもので、『勇ましい』というというのを揚げるんですね。」
・・・達磨(だるま)の凧
「揚げるととても目を惹きます。
更に、この達磨の絵の眼のところに蝋(ろう)を塗るんです。
揚がったときに眼がぎらぎらと光るんです。」
・・・大入り凧
「お店からの依頼で『干支(えと)の大入り凧を作って欲しい。』というニーズがありまして作りました。」
・・・青雲
「日本香堂さんのお線香"青雲"のテレビコマーシャルで揚げた連凧(れんだこ)の1枚です。
これは日本の凧の会の世話人をされている方が揚げたもの。
テレビコマーシャルではバックの富士山は合成画像ですが、凧の下に飾ってありますカレンダーになった写真は静岡県の富士川河川敷での凧揚げ大会のときのもの。本物の富士がバックです。
これは100枚くらいの連凧です。」
・・・初代・心護さんの凧
1965年(昭和40年)エッフェル塔の前で、パリの空に初めて日本の凧が揚がりました。
揚げたのは初代・茂出木心護氏。
パリで揚げた凧は上のもの。右の画像は絵柄が初代。
「フランスへ料理の修行に行ったときのことでしょう。このことは話題となりました。
これは六角凧ですから、縦骨をはずせば筒状になります。
六角凧が一番持ち運びしやすいですね。」
・・・石原さとみさん。
「今から5か月くらい前に撮りました東京メトロさんのコマーシャル"茅場町編"ですね。
ちょうどこの津軽凧の脇に立って撮影されました。
茅場町の案内の、茅場町駅の最寄りということですが、ここは日本橋ですし、日本橋駅の方が近いですけどね。
東京メトロさんの都合で"茅場町編"になっています。」
・・・紙面の都合で今回のご紹介はここまでです。
次回に続きます。
※ 凧の画像は許可をいただいて撮影させていただきました。
凧の博物館
日本橋1-12-10
たいめいけんさんのビルの5階です。
たいめいけんさんは東京メトロ 日本橋駅の上のCOREDO日本橋の裏手になります。
03-3275-2704
開館時間 11:00~17:00
休館日 日曜・祝祭日
入館料 大人200円 小・中学生100円
凧の博物館さんを含む、たいめいけんさんのホームページはこちら