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外国人旅行客の受け入れ体制

[CAM] 2017年10月12日 16:00

 2017年10月11日の日本経済新聞地方経済面(東京)が、中央区の外国人旅行客受け入れ体制整備の例として、「日本橋インフォメーション」(観光案内所)設置のことを報じていますね。また、中央区は、街歩きを安心して楽しめるように外国語表記の案内標識を増設し、インターネット環境も充実させるなど、東京を代表する観光地の魅力を高め、集客増につなげる考えであることが述べられています。同記事によると、都内を旅行した訪日客の48%が銀座、37%が日本橋(東京駅周辺と丸の内を含む)を訪問している(東京都16年度の調査)ということです。

 

 「外国語表記の案内標識を増設」ということですが、外国語表記の際は、日本語のローマ字化にとどまらず、その内容を示す英語部分が必要だと思います。現状では、ローマ字化だけに留まっている標識も見られます。例えば、「Amazakeyokocho」と表示するだけでなく、その後に、「Alley」、「Street」等を添えるべきだということです。地名のローマ字化だけでは、日本語を理解できない外国人は、その表示「内容」が全くわからない。

 

 この、地名の英語表記は大切なことで、私自身、ロシアをはじめとするロシア語圏内を独りで移動した際、街の街路表示が発音さえできないため、道に迷って約束の時刻に送れそうになっても自分の現在地さえ連絡できず、困った経験があります(当時は海外で携帯を使えるような状況ではなかった)。それはモスクワ市内での経験でしたが、街中で拾ったタクシーに途中で降ろされてしまい、街中では英語はほとんど通じず、つかまえた若い人の助けで、地下鉄で何とか目的地へたどりついたら、相手がお前は勇敢な男だ、と言ってくれました。ソ連崩壊後10年ぐらいの時期でしたし、モスクワの一般タクシーは悪名高く、少しぐらい高価でも、ホテルで申し込んだタクシー以外に乗ってはいけないと言われていたのを、あらためて思い知らされたのでした。

 

 また、「10月8日ウェルカム中央インバウンドツアー」の下調べで、人形町周辺を歩いてみて、街中に相当数ある説明版に、日本語説明のみで英語説明が併記されていないのは不満でした。私が確認できたのは、区の教育委員会が設置している看板以外では、からくり人形2基の英語説明ぐらいであったと思います。

 

日本橋インフォメーション

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