11月29日、東京管区気象台より、気象庁生物季節観測情報のひとつ、「イロハカエデ紅葉」が報じられました。
平年より2日遅く、昨年より1日早い由。
漸う紅葉の真打登場です。
浜離宮恩賜庭園でも、園内の樹木約6,000本の内、25本を数えると聞くイロハカエデが真っ赤に染まり、見頃を迎えています。
殊に逆光の、太陽の光を透かして見る真紅の葉は、鮮やかさが一層際立ちます。
芽吹きから初夏・秋にかけ、黄緑~緑~黄~赤と、多彩に移ろい、各々目を楽しませてくれますが、紅葉シーズンの色味は格別。
中島の御茶屋、松の御茶屋、燕の御茶屋を背景に、この時期ならではの大名庭園の色彩豊かな風情を醸し出しています。