街歩きをしていて、夏の暑い時に「竹森神社」からの帰途、
そして最近は、すき焼きで有名な小伝馬町の「伊勢重」さんの近くを通った時、
「鞍掛橋」という信号のある交差点に出ました。 きっと、馬がいて、そこに鞍を掛けたら、元気になったとか、風雨が治まったとかの言い伝えがある所だろうと思っていましたが、違いました!
親切な人がいて、その交差点近くの植栽の中に説明を置いていて下さいました。
それによると、鞍掛橋の名前の由来は、
「『江戸のはじめ伝馬町は、伝馬駅逓を司るところとして俗に大伝馬町は荷物の駅、小伝馬町は人間の駅として有無相通して両町は伝統と繁栄をきづいてきました。鞍掛橋を境に、馬喰町へ通ずるかなめでした。 この橋は伝馬の馬と博労の鞍ということが多いところであったため、この名前がつけられたと考えられます。
つまり伝馬駅逓や交通の要衝であったところです。付近に旅籠が多かったのもこうした関係です。文:日本橋二之部町会史より』原文のまま。」
また一つ、街歩きの楽しみが増えました。 有難うございました。