東京メトロ小伝馬町駅から直ぐ近くに千代田神社があるのは、全然知りませんでした。
「日本橋北 内神田 両国濱町 明細絵図」を入手して、小伝馬町から江戸通り、郡代屋敷跡への道筋を見ていると、「千代田イナリ」の字が見えました。「中央区 観光ガイドマップ」を片手に歩いてみました。 千代田とあるのだから、千代田区の神社かと思っていましたが、東京メトロ小伝馬町の駅から江戸通りを歩いて3分、住所は日本橋小伝馬町9-1。小伝馬町郵便局の近くです。
記されたご由緒を読んでみますと、次の通りです。
千代田神社は 長禄年間神靈に依り 太田持資道灌が御靈を千代田の御城に祭り鎭守とす
德川綱吉の時 太田の旧臣長野亦四郎氏詞を奉じて小傳馬町に遷座す
是後奉仕せる社人窮困して他に社地を讓る 時に屢々異變あり
神慮なりと畏れ 天明年間旧地に建立し現在に至る
大正十二年九月震災にて燒失す 昭和二年區劃整理に依り 當所に替地を得て安鎭す然るに
昭和二十年二月戦禍にて再度燒失す 漸次再建せしも 今度諸人の力を致し浄財を受け 更に新殿を造立せり
茲に沿革を記す
昭和三十三年十一月吉日
小傳馬町 二丁目町会
まだまだ奥が深い日本橋です。楽しい探検はまだまだ続きます。