築地本願寺に行ってきました!皆さんもご存じの通り、現在の築地本願寺の本堂は、1923年(大正12)の関東大震災で焼失した後に1934年(昭和9)に再建されたものです。設計は東京帝都大学名誉教授伊藤忠太博士によるものです。この秋には境内整備が終了し、本堂正面左側にあった石碑類が新大橋通り側に移設されて、その跡地にカフェ&ブックストアを併設したインフォメーションセンターが新設されました。
本堂へ真っすぐ進むと、そこには羽根の生えてライオンが私たちを迎えてくれます。本堂の外見は「古代インド様式」
の石造りとなってます。
エントランスには幾何学模様のタイルと大理石の柱、扉の上にはステンドグラスが目に入ってきます。これだけを見ているとここが「お寺」だったことを忘れてしまいます。
本堂内は、桃山様式と言われていますが、シャンデリアがあったり、パイプオルガンがあったりでお寺の荘厳な雰囲気だけではなかった。また本堂の片隅にはX JAPANのhideさんの祭壇が設けられていて今でも世界各国からファンの方がお見えになるそうです。(hideさんの葬儀は築地本願寺であったそうです)
また、本堂の4本の柱には四神の彫刻がありました。
左から青龍・朱雀・白虎・玄武です。
本堂2階から1階に下がる階段付近には、たくさんの動物たちが私たちを楽しませてくれます。
左から、鳥、猿、像です。これは「物事は全体を見渡すことが重要」という仏教説話「三畜評樹」をあらわしていると言われています。
左から牛、獅子、馬です。このようにたくさんの動物の彫刻が私たちを楽しませてくれます。
それから鐘をつるしている鳳凰、(この鐘はいつ鳴らすのだろう?使用しているのか?と考えていたら、法要が始まる前に実際に鳴らしていました。音は本堂のどこにいても聞こえるくらいに響いていました)そしてグロテスクと呼ばれる珍獣がいます。グロテスクからは舌が伸びて、階段の手すりとなっています。なんと伊藤忠太博士は「妖怪研究」という本も出版しているそうです。博士は遊び心があった人だなあと感じました。
そして最後の1枚は像2匹が梁をささえている写真です。皆さんも築地本願寺で"動物探し"チャレンジしてみてください。