中央区観光協会オフィシャルブログ

中央区観光協会特派員ブログ

中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

執筆者一覧

>>このブログについて

最近のブログ記事

花椿通り

[CAM] 2017年12月19日 09:00

 

 私は、「椿」の花が好きです。質朴な藪椿が特に好きです。また、「椿」という漢字は、画数が多く、躍動感がありながらも安定感があり、字も好ましい。したがって、「花椿通り」という名が好きです。私のブログネームは、CAMellia からとったものです。

 

 銀座のメインストリートである中央通りの7丁目~8丁目付近を交差する通りが「花椿通り」と名づけられたのは、昭和初期に出雲から寄与された出雲椿(ヤブツバキ)が街路樹として植えられたことに由来しているということです。

 

 昭和通りにかかる歩道橋は、エスカレーター、エレベーター付きです。「ときめき橋」と称されています。

IMG_1359.JPG

 

 ここから、外堀通りに向かって歩くと、椿の花を持ったポニーテールの少女「はな」の像が置かれています。これは、通りに御影石が敷きつめられて整備された記念として設置されたものです。

IMG_1361.JPG

 

 

ここから少し先には「銀巴里」跡の記念碑があります(銀座7丁目9番11号)。「元銀巴里跡」と表示された記念碑があります。

 

 銀巴里は、1951年から1990年12月29日までこの地にあり、日本初のシャンソン喫茶店と言われています。美輪明宏、戸川昌子、加藤登紀子、金子由香里らを輩出し、三島由紀夫、野坂昭如、なかにし礼、吉行淳之助、寺山修司、中原淳一らが集いました。12月29日は、この名店の閉店にちなんで「シャンソンの日」とされています。

IMG_1362.JPG

 

  

外堀通りに向かって中央通りまで来ると、外堀通りに向かって左手、銀座8丁目の角には東京銀座資生堂ビル(資生堂パーラー)が見えます。外壁の赤レンガ色が特徴です。そして、右手、銀座7丁目8番10号にSHISEIDO THE GINZA、さらに並木通り(銀座7丁目5番5号)に資生堂銀座本社ビル(花椿ホール)があり、本社ビル屋上には成功稲荷神社が鎮座しています(ものしり百科55頁)。花椿通り近辺に、3つの資生堂ビルがあることになります。

IMG_1363.JPG

 

 

銀座7丁目、SHISEIDO THE GINZAの先には、豊岩稲荷神社があります(ものしり百科55頁)。

IMG_1365.JPG

 

 

 外堀通りに向かって、すずらん通りを少し右に入ると「すし椿」(銀座7丁目7番6号)があり、玄関には大きな椿の木がおかれています。私は、残念ながら、まだ内部を見たことがありませんが、カウンターは木曽檜の一枚板だそうです。

IMG_1366.JPG

 

 

銀座7丁目7番11号には「椿屋珈琲店本館」があります。私も時々利用していますが、内部には、落ち着いたアンティークな雰囲気が漂っています。

IMG_1368.JPG

 

 

その向かい(銀座8丁目8番1号)には、CAMILLE FOURNET 店があります。同店のサイトによると、「<Camille Fournet(カミーユ・フォルネ)>は1945年に、狩猟と鞍作りで栄えたフランス/ピカルディ地方で馬具職人カミーユ・フォルネによって創設され、1980年以降、数多くのブランドに時計ベルトを供給し続け、高級時計業界にとってなくてはならない存在となりました」ということです。

IMG_1367.JPG