中央区観光協会の特派員になって7年、中央区観光検定も3回受けて、中央区の歴史的なモニュメントについては知っているつもりでも、見落としているものがあるんだなあと痛感
築地6丁目、年末の買い物客でにぎわう晴海通り沿いに「八紘一宇の碑」なるものがありました
築地魚河岸の小田原橋棟が晴海通りと面する脇の場所と言えるでしょうか(下の地図、赤〇の場所)
何度もこの前を通っていたはずなのですが・・・
そもそも、八紘一宇(はっこういちう)とは、天下・全世界を一つの家にすることだそうで、「日本書紀」の「八紘(あめのした)を掩(おお)ひて宇(いえ)にせむ」を、全世界を一つの家のようにすると解釈したものだそうです
これが、第二次世界大戦中、日本の中国・東南アジアへの侵略を正当化するスローガンとして用いられたと指摘され、戦後の日本においては、あまり聞くことの無いことばとなっていました。
築地のこの辺りは、「海軍発祥の地」でもあり、海軍史跡巡りができるほど「大日本帝国海軍」に関わりの深いエリアでもあり、この碑もその関連でここに設置されたのかもしれません。
ちなみに、中央区観光検定がいよいよ1か月後となりました(平成30年1月27日(土)実施)
この碑のことは、公式テキスト「歩いてわかる 中央区ものしり百科」には載っていませんので、来月末の中央区観光検定に出る可能性は低い(はず)です