1月14日11:00より、鐵砲洲稲荷神社境内にて、新年恒例「第63回寒中水浴大会」が開催されました。
毎年、正月第二日曜日に鐵砲洲稲荷神社で行なわれる寒中水浴は、新春に神前で冷水を浴びて心身を清める禊を行なって無病息災を祈願する神事で、かつては寒垢離や寒禊と呼ばれた、江戸時代発祥の年始行事。
昭和30年、先代宮司により「寒中水浴大会」として復活した、今年で63回目を迎える伝統ある祭礼です。
中川宮司のお祓いの後、東京都神社庁錬成行事道彦(=導師)篠 板橋氷川神社宮司の指導のもと、まず公道に出て神社一周ランニング。次いで、神楽殿で奉納される鐵砲洲囃子が流れる中、準備運動の、櫓で舟を漕ぐ動作、鳥船(舟)などを行ない、大きな氷柱を入れて冷却した水槽に入り、胸まで冷水に浸かって、「祓戸大神、祓戸大神・・・」と唱えつつ、腹の前で玉子を抱くように両手を上下に重ね、胸から腹にかけて上下にゆっくりと振る、振魂の動作を行ないながら、心身を祓い清めます。
終了後、再び鳥船などの整理運動を行なって、寒禊を終えます。
境内では参詣者に温かい甘酒が振る舞われました。