昨年は、AI(人工知能)に東大受験をさせるようなプロジェクトがどうたらコータラという話題もあったような気がしますが、中央区観光協会もどうやら、人工知能を導入し、特派員不足への対策に乗り出したようです。
先日、京橋をぶらブラ歩いておりましたら、なんと、江戸グランにペッパー君が!?
いつのまにこんなものを? 観光協会も法人化されてから予算が増えたのでしょうか。
近くで見ると、コレ意外とかわいい。まじでヤバい(>_<)
多国語マルチリンガル対応で、心のこもったおもてなしフォースを感じました。
観光ガイドの内容は、わりとワンパターンですから、別に膨大なビッグデータは必要なくて、中央区観光検定の試験範囲内のコンテンツで充分です。
もしかしたら、ペッパー君でも(失礼)楽勝で合格できるかも。
ここだけの話、アタクシも、今週末に迫った第10回記念検定試験を受験し、特別限定の合格グッズのゲットを目指して猛勉強中でありんす。(←絶対に秘密)
昨年も受験して合格しているので、厳密には受けなくてもOKなのですが、先輩の某特派員の方から、
「あれは毎年受験しないとダメだよ」と上から目線で言われてしまいました(>_<)
ふ〜ん、そういうものか・・・と、十周年でもあることだし記念に受けてみましょうかと、軽いノリで年末にギリギリで申し込みました。
このブログは、特派員仲間が多く読まれているかと思われますが、今回初めて受験されるという読者もいらっしゃるかと思いまして、
中央区観光協会には無断で
アタクシの独断による予想問題をここでご紹介してみたいと思いますが、何か問題ありますでしょうか?
今年のテーマ問題は「中央区の70年」。
ですから、公式テキストである「中央区ものしり百科」(平成29年発行の最新版)の最後の方にある年表で、P.184からの1947年〜以降の項目をチェックするとよいでしょう。
例えば、中央区観光協会が設立されたのはいつか?(1959年)みたいな出題が予想されます。
四択なのでズバリ年を知っていなければならないのはもちろんですが、「日本橋区と京橋区が合併されて現在の中央区になった」という知識(テキストP.126の新生「中央区」の誕生〜現在)も問われると考えられます。
・・・と、まぁ、ここまでは
誰がどう考えてもそうでしょ?
っていう、低レベルな予想なわけです(>_<)
今回、絶対にヒミツでとっておきのネタを披露すると、第7回では、当時の放映中だったNHK大河ドラマ「花萌ゆ」に関連して、吉田松陰の辞世の句が出題されました。
そこで、今回は、「西郷どん」ネタが予想されるわけです。これは自分で言うのも何だけど、なかなか高度な予想で、人工知能やペッパー君には予想できないと思う(たぶん)
テキストp.90の西郷隆盛屋敷跡は過去未出題で、昨年から新装版のテキストに新項目として登場した「よし梅芳町亭」のすぐ近くに屋敷跡の説明板が設置されているんだけど、皆さん知ってました?
なので、ここは街歩き問題とからめても出題されてきそう。
ちなみに、よし梅芳町亭(P.132)は、国登録有形文化財としてはただ一つ未出題の新項目で、高い確立で狙われてくるものと思われます。
テキスト掲載のモノクロ写真ではわかりにくいけれど、綺麗なカラー写真を使って「写真問題」としても出題されてくるのではなかろうか。このページに登場している有形文化財は全て写真問題で出題されているのです!
(*最近、本試験問題用紙では写真だけカラー印刷されています)
昨年新発売された「ものしり百科」の巻頭グラビア(?)では、「写真で見る中央区の今昔」という2ページが追加されており要注意!本文には触れられていない地味な視点で出題されてきそう。例えば、オリンピックネタで、1964年の聖火リレーの中継地点の写真が新規で追加されていますが、「その後ろに見える橋はなんという橋か?」みたいな問いです。
それから、過去問を第1回から検証していくと分かりますが、出題者は歌舞伎が好きなようです。江戸三座や歌舞伎座ネタなど、伝統芸能に関する出題では歌舞伎が突出している。アタクシは、過去問をやっつける時に、同じカテゴリーで出題された項目に★印をつけてチェックしているので、過去9回分をやってみると、必然的に3回以上チェックされてくる同項目が出てきます。そこで、★マークが3個つくものを「3つ星クラス」と呼んでおります(勝手に)
さらに、視点やアプローチを微妙に変えてその後4回も5回も出題されている項目もあるので、3つ星クラスは最重要項目としておさえておく価値はあります。
出題者が毎年同じ人かどうか存じませんが、仮に同一人物だとして、この人はお寿司がかなり好きだと推察されます。(アタクシも大好き!)
テキスト(「ものしり百科」)の第4章・食文化を知るのコーナーでは寿司・蕎麦・天ぷらは頻出ですが、寿司ネタは5つ星クラスで美味しい項目(いや、シャレでなくてね)
そして、最近のトレンドが「旧町名」に関する項目。新バージョンのテキストでは「旧町名の由来」(P.175)の解説文が倍増リニューアルされ内容も充実、読んでいても面白い。ここは要チェックです。
あと、アタクシが個人的にオススメしたいのは、「中央区まちかど展示館」。これも最近の傾向として毎年のように出題されているのですが、なぜか人形町エリアからの出題が今のところありません。佃とか石川島など、あっちの方は全部出たのに。今回狙われそうなのが、「ゆかた博物館」です。選択肢に人間国宝・清水幸太郎の名前を並べるなど、ハイレベルなひっかけが予想されます。
ざっくばらんに、人生百年時代を迎えようとしています。試験がなければ勉強しないなんてのは、もったいない。自己啓発なんていう言い方も気恥ずかしいですが、検定試験は自分を磨くツールとして活用し、出題の奥、合格の向こう側に見える、人生の宝ものを見つけたい(>_<)
トカナントカ言っちゃっても、試験があるからこそ、がっつり本気になって勉強してしまう自分の欺瞞がイヤだ(>_<)(>_<)(>_<)
検定試験を受験される皆様の合格を祈ります!
自動運転や人事異動の判断などもAIによって実現されてくる時代が到来してきています。観光ガイドの役割も、次第に変わっていくのかもしれませんが、人工知能には真似の出来ない、人間味あふれる、粋なご案内とおもてなしの姿を模索しながら、今年も特派員活動に取り組みたいと思っています。