梅の花が咲く時季になりました。
厳しい冬の寒さにじっと耐え続けたからこそ、
凛とした美しい花をつけ、良き香りを放ちます。
浜町公園の一角にある清正公寺の境内で
梅の花が一輪咲きました。
この地は、江戸時代、熊本藩主細川家の下屋敷が
あったところです。加藤清正公の分霊を勧請し創建した
熊本本妙寺の別院です。
当時から一般庶民の参拝も許されたと伝えられています。
立春が過ぎ、これから春の気配を感じられるように
なるでしょう。梅の別名を「春告草」とも呼ぶ先人たちの
感性がすばらしいですね。
「花よし、香りよし、果実よし」と三拍子揃った梅の花を
観賞されてみてはいかがでしょう。
◆日蓮宗清正公寺
東京都中央区日本橋浜町2-59-2