久しぶりに会う友人に、銀座らしいお菓子を手土産にしたいと思い、銀座2丁目にある東京凬月堂に立ち寄りました。
購入した品物を入れて頂いた紙袋の絵が、なんとも銀座らしく素敵だったのでご紹介いたします。
この絵は、世界のVIPに愛されるフランス料理店で有名な「シェ松尾」のオーナー、松尾さんによって描かれています。去年の9月13日に新しくリニューアルオープンした東京凬月堂は、松尾さんのお店とグループ提携され、その記念で描いて頂いたそうです。
片面は、現在の銀座・凬月堂がパリの街角のカフェよろしく、賑やかな笑い声も聞こえてきそうな明るい色彩で描かれています。
片面は、東京凬月堂の歴史と明治時代の銀座の風景とが、大変マッチした絵となっています。
「凬月堂」は、江戸時代の1812(文化9)年に大老松平定信から与えられた屋号で、菓子屋なのに虫がいては都合悪いだろうと「風」が、旧漢字の「凬」になっているのが、ユニークなエピソードです。
画面中央には、1882(明治15)年、日本で最初に新橋・日本橋間を走った東京馬車鉄道が大きく描かれ、その奥には1900(明治33)年に馬車鉄道がすべて電化された東京鉄道があります。
チョコレートやマロングラッセ、シュークリーム、マシュマロなど今、私たちが大好きな洋菓子は、ここ東京凬月堂(前身、米津凬月堂)によって作られ日本に初紹介されました。
145年の歴史を持つ東京凬月堂のお菓子を、その歴史を一気に味わえる紙袋と一緒に、大切な方へのお土産にいかがでしょうか。