アートなマンホールが足元に!!
街を歩いていると道路でいろいろのマンホールを目にします。街のシンボルや名所などが描かれたデザイン性の高いものも発見します。マンホール蓋をカードにしたコレクター魂をくすぐるマンホールカードいう一品もあります。残念ながら中央区章の入ったマンホールカードはありませんが、東京都の下水道局の施設を見学すれば、以下のような東京23区のマンホールカードが無料で貰えます。
因みにこのカードは「蔵前水の館」(台東区蔵前2-1-8 北部下水道事務所 TEL: 03-3241-0944)の施設見学者に無償配布されます。見学は予約が必要で、1週間以上前に予約してください。
上下水道・電話・電気・消防署などいろいろのマンホールがあるので、散歩のお供は「マンホール蓋」と思って下を向いて歩いたらいかがでしょうか?
1. マンホール蓋
マンホールの素材は現在「FC」(鋳鉄)とFCD(FCDには、ダクタイルとか球状黒鉛鋳鉄と呼ばれるものが添加されています)の2種類があります。敷地内マンホールの14トン以下のものはFC200という材料が使用され、敷地内用マンホール20トン用ではFCD500が使用される場合が多いようです。また道路用のグラウンドマンホールでは蓋はFCD700,枠はFCD600が使用されています。
鋳鉄または球状黒鉛鋳鉄製マンホール蓋以前には、蓋はコンクリート・型枠はFCというものもありました。数は少ないですが、未だ見られます。
2. 東京都章付きマンホール
日本橋・銀座・築地周辺を歩いてみましたが、90%以上が東京都章付きで、デザインは桜がベースの下水道向けマンホールでした。東京都の花「ソメイヨシノ」、木「イチョウ」、鳥「ユリカモメ」がデザインされています。ソメイヨシノは中央に大きく、花弁の間にイチョウの葉、それらを囲むように13羽のユリカモメが描かれています。
消防自動車がデザインされた消火栓用のマンホール(都章付き)とか、信号制御機構が入った交差点傍の東京都交通局のマンホールなども見られます。
3. 中央区の木と花を飾るマンホール蓋:
中央区制40周年を記念し、昭和62年(1987年)に区の木と区の花として「やなぎ」と「つつじ」が制定されました。これを記念して中央区内に設置された彩色豊かなマンホール蓋がひときわ目立ちます。このマンホールは減少傾向にあり、銀座4丁目和光裏・5丁目鳩居堂裏に2~3年ほど前にあったと言われていましたが、先日見た限りではこのマンホールは撤去されていました。日本銀行付近(日本橋本石町2-1-1)でこのマンホール蓋を見つけましたので紹介します。つつじに柳が絡んでいます。貴重です。「灯」の文字がありますので、街灯の電線が配置されているマンホールです。
歩道の写真は、神田方面を見ており左側は日本銀行です。
色鮮やかではありませんが、中央区章のついたマンホール(人孔)を福徳神社(日本橋室町)傍で見つけました。
桜は散りましたが、マンホールは消えません。楽しんでください。