東京国立近代美術館フィルムセンターは、今年の4月1日から、独立行政法人国立美術館の6番目の美術館「国立映画アーカイブ」になりました
その開館記念の展覧会第一弾として、現在、「国立映画アーカイブ開館記念 没後20年 旅する黒澤明 槙田寿文ポスター・コレクションより」が開催されています
場所は、京橋3丁目、鍛冶橋通りに面した国立映画アーカイブ本館の7階展示室です。
「影武者」東ドイツ版(1981年)
開催期間は、4月17日(火)から9月23日(日)まで。
開室時間は、11時から18時30分までですが、入室は18時までとなります。
なお、月曜日はお休みで、期間中の8月7日(火)~12日(日)、9月4日(火)~7日(金)もお休みですので、ご注意を
黒澤明監督は、言うまでもなく世界の映画史上においても確固たる地位を占める映画監督です
私は、黒澤監督の作品が大好きで全作見ていますが、ここで「黒澤監督のここがすごい」などというテーマで話し始めると、ブログが終わらなくなりますので、このポスター展のご紹介に徹したいと思います
「蜘蛛巣城」イタリア版〔2シート判〕(1959年)
今回の展覧会では、黒澤明の研究家である槙田寿文氏のコレクションから、世界30か国にわたる黒澤映画のポスター84点を中心に、海外とのかかわりを示す資料も多数展示されています
会場には、まさに「世界のクロサワ」を実感できる世界各国の映画のポスターが展示されています
その現物を間近に見られる貴重な機会が、この展覧会です
「天国と地獄」イギリス版(1963年)
私も、ポスターの実物を前にして、こんなに数多く、世界中の国々で黒澤作品が上映されていたんだと巨匠クロサワの偉大さを改めて実感させられました
展示されているポスターは、そのお国柄も感じさせられてそれぞれにすばらしく、特に、西ドイツの名デザイナー、ハンス・ヒルマン氏による238×332cm()の「七人の侍」8枚組ポスターは、大迫力でした
日本初展示だそうです
「生きる」アルゼンチン版(1950年代)
是非、国立映画アーカイブの開館記念企画となるこの展覧会にお立ち寄りください
なお、会場での写真撮影については、取材のため特別にご了解をいただき、ポスターの画像については、国立映画アーカイブよりご提供いただきました
ありがとうございます
「赤ひげ」タイ版(1965年)
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