中央大橋の南西袂、佃公園の隅田川テラスに植栽された紫蘭(シラン)が早くも見頃を迎えています。
群生する様は見事な景観を演出。
シランはラン科の宿年草。ラン科の中では、丈夫で育て易い品種のひとつとされ、例年、連休前後に花茎の先端に赤紫色の華麗な花を、下向きに閉じ加減に数輪咲かせます。6枚の花弁(外花被片3、内花被片3)の内、内花被片のひとつが唇弁と称される特徴のある形状。
種からも増やし易い為、新種の交配育種も盛んで、涼しげな白花の「白花紫蘭」(別名白欄)、唇弁の先端に口紅を塗ったような「口紅紫蘭」、斑入りの「覆輪紫蘭」等々が作出されています。