子連れ特派員のえだまめです
たびたび我が家のご近所・Hama Houseでのイベントに参加させていただいている今日この頃。
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今回も素敵なイベントに参加させていただきました。
それは・・・
『シルバーアクセサリー純銀粘土PMCでつくる「狛犬根付チャーム」』というもの。
※写真はプロの先生が作った見本品です。
・・・実はえだまめ、美術・図工の授業は平常点だけで点を取るタイプの超・不器用人間。
アクセサリー作り・・・興味はあるけど、果たしてできるものなのかしら?
しかも子連れだし。
勇気をもって事前に「子連れ参加、OKですか?」と問い合わせたところ・・・
「ホットプレートを使う場面があるので、その時に手を出さないようにだけ注意してもらえれば大丈夫です」とのこと。
娘あずき(3歳になりました)を頑張って御して見せる・・・!!!!と気合を入れて参加してまいりました。
講師をしてくださったのは三菱マテリアルトレーディングの荒川さん。
「三菱マテリアルトレーディング」は企業対企業の取引がメインで様々な金属部品を扱っていらっしゃる会社なのですが、本社がこの近くのオフィスビル「日本橋浜町Fタワー」に入居されているというご縁もあり今回のワークショップを開催してくださったのです。
まず、机の上には今回使う道具類が。
その中には厳重にパックされている純銀粘土と共に「練り消し」。
???と思っていたのですがこれには理由がありました。
実は、今回使う「純銀粘土(PMC)」。
乾燥しやすい素材なのです。
なので、ぶっつけ本番で手順の説明をしながら純銀粘土を扱うとあっという間に乾燥して使えなくなってしまう・・・という恐れが。
そのため、まずは練り消しを使って手順の説明を聞きつつ私たちも練習です!
この時点で、うまくいかないからと言って何回もおんなじところに線を引こうとすると
却ってきれいじゃなくなる・・・なんてことを体験的に学んだ後に
いよいよ、本番!
粘土の乾燥を防ぐために超!集中して一気に作業をしていたので途中経過の写真は残せないわけですが・・・
練り消しよりも若干柔らかだったりする純銀粘土に手こずりつつもどうにか形にはなった気がします。
・・・しかし、何だか猫っぽいわ。犬というよりも。
※出来上がってから、耳のつく位置&角度で犬っぽくなったのではないだろうか?
という話になりました。・・・なるほど。次回以降気を付けます。
ちなみに、「一気に作業中」の間の娘あずきの行動。
Hama Houseはブックカフェなので、小さい子向けの絵本もたくさん。
ここの本は購入もできますし、もちろん店内で自由に読むこともできるのです。
あずきお気に入りの絵本もそこにはあったので、せっせと本を持ってきては読み・・・を繰り返しておりました。
Hama Houseの担当者のA様にも本の出し入れを手伝っていただきましたので、母えだまめは「一気に作業中」モードになれたのでした。
A様に感謝です。
一気に作業中、が終わったらお待ちかねのティータイム!
やはり本社がこの近くのオフィスビル「スカイゲート」に入居されている、雑貨ブランドのKEYUCAの焼き菓子とスーパーや薬局・レストランなどが入っていて浜町の住民の生活になくてはならない複合商業施設「トルナーレ」に入居しているパティスリーイソザキの焼き菓子付きです。
どちらも美味しくもぐもぐしながら、まずはそもそも「純銀粘土(PMC)」って?というお話を。
PMCとは「Precious Metal Clay」の略。
純銀粘土の場合は「銀」と「水」と「糊(結合剤)」が均等に混ぜ合わさっています。
自由に形を作ることができるので、自分サイズの指輪やオリジナルのアクセサリーを作ったり造り手の創意工夫でどんなものにでもチャレンジできるものなのです。
http://www.mmtc.co.jp/pmc/how_to_make.html
↑こちらの「PMC」紹介ページでは動画で作品作りの手順を公開中です。
そして、どうして水天宮と犬に関連性があるのか、という話もご説明いただきました。
犬は安産の象徴。なので水天宮には戌の日に妊婦さんが大勢お参りされるのですよね。
せっかくこの土地で行うので、まずは土地にちなんだものを・・・ということで題材を選ばれたそうです。
さて、先ほどご紹介したように「銀」と「水」と「糊(結合剤)」で出来ている「純銀粘土」。
これが「銀」だけの状態になるための次のステップが「乾燥」です。
ここで粘土の中の「水」をとばして「銀」と「糊(結合剤)」だけの状態にするのです。
おうちでは一日かけて自然乾燥、とかドライヤーを使って、という手段もありますが
今回はホットプレートを使います。
写真だとイマイチですが(すみません)
よく見ると・・・ちゃんと湯気でてました!!
作品たちからちゃんと湯気が出切ったら・・・。
いよいよ、「焼成」です。
ここで「糊(結合剤)」の成分が飛んでいって、めでたく「銀」だけの状態になるわけです。
今回はこんな形の炉を使いましたが、実はおうちでも造ることができるように
初心者向けの固形燃料を使うポット型の炉で、簡単にできるものもあるのだそうです。
固形燃料(旅館で食べるごはんのときに、よく小さなお鍋をぐつぐつさせるのに使うアレです)を使うと温度管理も難しくないのでおすすめだそうですよ。
そうそう。銀は960度以上で溶けてしまう、という性質があるので、それ以上にならないようにしないといけないのですって。
さて、焼き上がり。
「「「・・・・・・白い!!!」」」
「銀」のみになっているはずなのに、みんなびっくり、驚きの白さです。
ちなみに、元の粘土のときに外側を縁取りしておいたのですが
これだけ小さくなる、というのが伝わりますでしょうか??
焼き上がりで、だいたい元の大きさの90%になるイメージです。
さて、それを。
毛の固いブラシでまずはゴシゴシ。
すると。磨かれて銀色が顔を出してくるのです!!
ちょっとこれは感動しました。
ちなみに・・・おそらくあずきは
「白から銀色になった!これは魔法のステッキに違いない!」とでも勘違いしたのか
その後ブラシをフリフリして「へんしーん!!」と一人で盛り上がっておりました。
変身するのが大根だったり人参だったりするセンスにつきましては突っ込まないでやってください。
その後、仕上げ磨きをして、根付をつけて。
根付の色はあずきセレクトです。
(パステルカラーのかわいい色のものもあったのですが、まさかの金色でした。)
これで完成!!
不器用ながらも楽しく作業することができたのが良かったな、と思っています。
そして、全く知らなかった純銀粘土の世界をちょっとのぞき見できたのも面白かったです。
理科実験的な要素もあるので、小学生の夏休みの自由研究にも使えそうな素材だな、とも思いましたよ。
(実際全国の純銀粘土を扱うお教室では夏休みに小学生対象の講座を開催しているケースもあるとのこと)
Hama Houseでも、今後また違った題材での純銀粘土ワークショップを検討中とのことです。
その機会を楽しみにしております!!
Hama House 1F Café&Bookstore
中央区日本橋浜町3-10-6
03-6661-7084
営業時間
平日 11時~21時 (ラストオーダー20時)
土日祝 10時30分~18時
http://hamacho.jp/hamahouse/
三菱マテリアルトレーディングのHP
http://www.mmtc.co.jp/ja/index.html
PMCのご紹介HP