毎年7月13~15日の3日間に亘り、佃1丁目の渡船場(佃の渡し)跡から佃小橋に通じる道路の中央に組まれた櫓の周りで開催される、夏の風物詩「佃島の盆踊り」。
初日の13日、大人の部に先立ち、18:00頃から可愛らしい浴衣姿の子供たちが、先達のリードのもと、元気な掛け声で踊り始めますが、櫓の周りの提灯をはじめ設えも例年と若干雰囲気を異にします。
今回の主催者は、新たに地元住民有志が設立した「歴史と伝統を守る 佃島盆踊りの会(盆踊りの会)」。
これまで長年運営に携わってきた「佃島盆踊保存会(保存会)」と主催権を巡る対立が顕在化し、区の仲介も力及ばず、纏まらず、"保存会" 側は来月同じ場所で別途開催する予定と聞きます。
参加者の数も心做しか少な目で、賑わいを再興し、古き良き伝統文化の健全な継承の観点からも、早期の事態収拾が望まれます。