用事があって、休日、相生橋を渡る機会があり、このブログで、これまでこの橋のことがあまり出てなかったことに気づき、取り上げてみます
相生橋は、隅田川派川に架かっている橋で、中央区と江東区をつないで、清澄通りを通しています
「相生」という名称は、この橋がはじめ長短二橋で構成されていたことから、「相生の松」に由来して採用されたそうです
明治期に築造された月島は、当初、築地や深川からの架橋もなく、「佃の渡し」と「月島の渡し」などの渡し船に頼るしかありませんでした
深川側の川幅は短かったこともあり、東京市は川途中にあった中之島を挟んで、長短2本の架橋計画を立て、「相生大橋」と「相生小橋」の木橋()が開通したそうです
ただ、その開通から数か月後に発生した関東大震災で橋は焼失
震災復興事業の最初の橋として、鉄鋼ゲルバー橋で再架橋
その後、小橋下が埋め立てられて、中之島が地続きとなり、交通量の増大と橋の老朽化が深刻になったため、平成10年に現在の橋に架け替えられました
橋下にある江東区立中の島公園です
中の島公園は、隅田川唯一()の水上公園です
小さな公園ですが、感潮池(潮入りの池)があり、満潮になると海水が入り込み、潮の満ち引きをはっきりと見ることができます
中の島公園から大川端リバーシティ21の眺めです
この公園では、釣りをすることができ、私が行った時も、橋の下でちょうどシーバスが釣り上げられていました
この相生橋を渡ると、江東区側には東京海洋大学越中島キャンパスがあります