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中央区の歩道っておもしろい!11 【続佃1・2丁目】

[湊っ子ちゃん] 2018年8月 9日 09:00

佃島を歩いていますと、三角形の空間と出会うことがよくあります。

それに沿うように、歩道も三角形をしています。

三角形の空間ができた理由は、"町並みの向き"にあるようなのです。
 

♪ 佃島と新佃島

地図を眺めていると、佃島の町並みは、江戸側とほぼ揃っているのに対し、新佃島は、月島と同じ向きをしています。

その昔、摂津国西成郡佃村(現在の大阪府西淀川区)の漁師たちは、家康に招かれ江戸入りし、白魚献上の御用を務めました。その後、正保元年(1644)に、佃島を築造しました。

そのとき、佃島は江戸城を向くように造られたそうです。そのため、佃島は江戸の町と向きが揃っているようです。

 
一方、新佃島は明治29年(1896)に誕生しました。月島地区と同じ時期に埋め立てられ、築地や深川と向きが同じだということです。なるほど、深川との間には相生橋があり、まっすぐな道でつながっていますものね。
そこで、三角形の空間ができたのですね。

sankaku01re.jpg

佃島を黒線で囲みました。

左、赤枠は新佃島。右、間にできた三角形の空間。

(中央区立京橋図書館「郷土室だより」付録地図をもとに作成/明治44年)
 

 
♪ 佃島と佃大橋

sankakutukoo.jpg◀ 春の佃大橋

昭和39年(1964)開通

佃大橋と新月陸橋の軌道も、三角形を作っているようです。
佃大橋は、隅田川を渡ったところで、大きく軌道を変えています。道路の向き、ないしは町の向きが違うからですね。


三角形の空間は、公園になっています。

歴史のある町というのは、地形や道に表情があって面白いですね。

歩くたびに新しい発見がある、そんな中央区がやっぱり好きです。

 

中央区観光特派員 湊っ子ちゃん

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第18号 平成30年6月22日