7月31日、(株)建設技術研究所 国土文化研究所主催、中央区後援のオープンセミナーに参加してきました。セミナーのタイトルは「インフラをとことん楽しむ方法」。会場は日本橋浜町Fタワープラザ3階ホールで、定員120人満席の盛況でした。
第1部は都市大学名誉教授 工学博士・吉川先生の「見せる土木の応用講座-日本の土木再発見」でした。吉川先生の第1部はスライドによる事例紹介画像をふんだんに使ったわかりやすい解説でとても楽しく、元々構造物を見ることが好きだった私にとっては興味深い内容でした。吉川先生の土木に対する愛情の深さがにじみ出ていました。
第2部は国土文化研究所の宮研究員による「日本橋地域の事例紹介~ヴァーチャル東京クルージング~」でした。「お江戸日本橋の舟めぐり」と題して、日本橋船着場から日本橋川をさかのぼり、神田川に入って隅田川に出るまでの船旅を、解説を交えながらヴァーチャル映像で観るというもの。実際に映像内数カ所のインフラ計画に携わった担当者も加わって、なかなかリアリティのある解説でした。
なお、このVR映像は公開されており、お手持ちのスマホなどでも診ることができます。スマホを向けた方向が360度見ることができます(youtubeアプリのインストールが必要です)。下のQRコードから入れます。
また、9月以降に開催される「舟めぐり」には140名の無料ご招待があるそうです。興味と時間のある方は参加してみてはいかがでしょうか(下画像)。
中央区にも数多くの楽しいインフラ財産があります。例えば、「箱崎ジャンクション」の構造体を下から見上げることが外国人の人気スポットになっていたり、晴海トリトンスクエアにかかる屋根付き動く歩道橋「トリトンブリッジ」も人気です。インフラ構造体という視点から中央区をめぐるツアーを企画しても面白いかもしれません。
箱崎ジャンクション
※CTI 国土文化研究所 ▶ http://www.ctie.co.jp/kokubunken/
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