1 はじめに
月島と言えば「もんじゃ焼き」が有名ですが、月島で独自に考案され、月島の住民によってのみ愛好されている食べ物として、レバーフライ(またはレバカツ昔は肉フライ)があります。戦後の物資が不足していた食糧難の時代、安価で栄養価の高い食べ物として、牛や豚のレバーを薄くスライスしてパン粉を付けフライにし、秘伝のタレにくぐらせたものです。2010年7月のテレビ東京の「アド街ック天国」佃編では「ひさご屋阿部」が15位、2012年1月放送の月島編ではレバーフライとして4位にランクされています。持ち帰り用として200円以内というリーズナブルな価格です。10年くらい前だと4~5軒あったのですが、今は「ひさご屋阿部」と「持ち帰りの王道」の2軒だけになってしまいました。この2軒のお店を紹介します。
2 お店の紹介
(1) ひさごや阿部
中央区佃3丁目1-12の相生橋のたもとにある、昭和24年創業の元祖レバーフライです。四角く5cm四方ほどにスライスした豚レバーの片側に竹串をさして油で揚げ、秘伝のタレにくぐらせていただきます。1本150円、営業時間は11時~13時/15時~18時30分、定休日は:日曜、祝日、第1月曜日
「ひさご屋阿部」店舗 レバーフライ
(2) 味の王道
中央区月島1丁目16-5の王道流の新レバーフライです。豚レバーをペースト状にしてパン粉を付け、串に刺さないで、揚げソースに浸していただきます。持ち帰りは一枚180円(店内で注文すると220円)、営業時間は平日は18時~/土日祝日は15時~
「味の王道」店舗 レバーフライ
3 その他
月島近辺の居酒屋等でもレバーフライを出す店があります。月島の裏名物レバーフライ。月島に立ち寄った際には是非ともご賞味ください。